胚培養士になるための就活


【ご質問原文】

こんにちは。
胚培養士を目指している大学生です。
臨床検査技師コースに通っています。

卒業生に胚培養士の方がいないので、就活や実際の現場の情報が全然ない状況です。

就活のことや、現場のこと、しておいた方がいいことなど、アドバイスいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

【回答】

ご質問ありがとうございます。

胚培養士の就職活動の仕方について、しっかりと記事にしていなかったですね。

基本的に、胚培養士の就職活動は
「直接クリニックや病院にアプローチする」
この方法が1番多いです。

日本卵子学会または日本臨床エンブリオロジスト学会などで胚培養士の求人が出ていますので、そこから自分の条件に合う施設を探して連絡をしてください。

日本卵子学会求人
日本臨床エンブリオロジスト学会求人

見ての通り、求人はたくさんあります。

しかし、未経験者を募集しているところは多くはありません。

新卒を募集しているところを探し、いくつかピックアップしてコンタクトを取りましょう。

どのようなクリニックを選べば良いかわからない時には、下記の記事をご参考にしてください。


就職活動で大事な事は、施設の見学をする事です。

見学お断りの施設は論外ですが、言わないと見学させてくれない施設もあります。

自分から積極的に施設見学をさせてくださいとアピールをしておきましょう。

見るポイントとしては、どのくらい設備に力を入れているか、雰囲気を良いか、人間関係が上手くいっていそうか、などを見ると良いです。

自分が働くかもしれない職場の雰囲気やイメージを作っておく事が大事だと思います。

しておいた方が良い事をよく聞かれますが、特にないです。
学生時代に身につけた事はあまり意味をなさない事が多いです。

学校の課題をしっかりとこなし、その上でしっかりと遊んでおきましょう。

もし、モチベーションが有り余って仕方がないのであれば、日本卵子学会のテキストや生物学、特に細胞分裂などの基礎を学んでおくと良いと思います。

実際の現場に関しては、入ってみないとわからないし伝わらないと思います。

1つだけ、しっかり自覚すべきと思う事は、不妊クリニックは女性の割合が多い職場です。

これは、女性にとっても男性にとっても重要な事です。

女性の中でうまくやっていけない女性、もしくは男性の場合。
技術的な要素や人間的な部分とは関係なく働いていくのはツラい場合が多いです。

その点も施設によって異なりますが、よく覚悟しておいた方が良いかもしれません。

以上です。
ご参考になれば嬉しいです。

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