働く女性に優しいクリニックの理想と矛盾
どうも!ぶらす室長です!
e-Labメンバーシップ限定の定期マガジンシリーズです。
今回のテーマは「働く女性に優しいクリニックの理想と矛盾」について書いていこうと思います。
理想と矛盾なんてタイトルにしてしまいましたが、何が正しいかは私にはわかりませんし、正しさを追求するものではありません。
これを書こうと思ったきっかけとしては、あるクリニックが夜間採卵を始めて、話題となっていたからです。
夜間診療や夜間採卵は、現代の働く女性が不妊治療をする上で、めちゃくちゃニーズに合っている事は間違いありません。
なんと言っても、女性はほぼ仕事を休む事なく体外受精による治療を行う事ができるのだから、最高ですよね。
不妊クリニックでは、土日祝に変わらず診療を行う施設も少なくありません。
これも、需要がとてもあるからです。
土日祝は、平日よりも採卵や胚移植、人工授精などの件数が遥かに多くなります。
夜採卵や夜外来は、手っ取り早く患者を増やすにはもってこいの経営方針であると個人的にも思います。
では、なぜ他のクリニックも夜採卵を行わないのでしょうか?
答えは単純で、働いている方がとにかく大変だからです。
医師、看護師、事務ももちろん大変ですが、何よりも胚培養士は完全に昼夜逆転生活になります。
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