卵子の排卵後agingの影響について
【ご質問原文】
いつも読ませていただいております。
以前、そこまでエイジングを感じないけど、採卵されたあとから卵子のエイジングは始まる(少し書き方は違ったかもですが)とおっしゃっていましたが、ふと気になったことがあって質問しました。
今回、私は体外にて全く受精せず、全てレスキューICSIにて胚盤胞になりました。
レスキューICSIで卵子の老化があるとしたら、
例えば実年齢よりも年齢があがった時の卵子になるという単純な考えを(ざっくり考えて)していいのでしょうか?
(実年齢28歳で、レスキューICSIで卵子がエイジングして40歳くらいの卵子になっちゃった!みたいな考えでいいのかな、、?と)
30代の卵子と40代の卵子はまた色々なリスクも違うよなぁ…と思って心配してます。
おかしな質問だったらすみません。
是非教えていただきたいです。
【回答】
ご質問ありがとうございます。
良いご質問ですね。
卵子のエイジング(aging)には2種類あります。
例え話になりますが、エイジングビーフ(熟成肉)というものを聞いた事があると思います。
あれは、お肉を最適な環境下であえて寝かせる事で、旨み成分をお肉の中で増やし、美味しいお肉に熟成させるという技術です。
このエイジングビーフですが、歳をとった牛をお肉にすれば、同じようなお肉が得られるか?というと、もちろんそんな事はありません。
むしろ、若鶏とか子牛とかの方が美味しいお肉と言われています。
つまり、エイジングと同じ言葉を使いますが、年齢の上昇によるエイジングと放置する事のエイジングは「全くの別物」と考えるべきです。
そのため、卵子の場合でも採卵後にエイジングすることで、20代の卵子が40代と同等になってしまうという事はありません。
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