起業に必要なのは使命?才能?コミュニティ?
SNS界隈で「起業」「副業」を見かけることが増えましたねー。本業を辞めて、ひとりの門出だとやはり不安もあるのか「オンライン起業塾」なども人気の様子。とはいえ、当たり前ですが全員がスタートダッシュに成功するわけでもなくてですね…。
・起業塾生なのに行動できない理由は「コレジャナイ感」。
以前、興味があってヒーラー向けのブランディング塾?に生徒として参加してみたことがあるのですが、「この内容ならむしろお得(ちな高額」「これさえあれば私も救われる」と言わせる(言いたくなる)サービスをつくって「少ない集客でもラクラク月7桁」みたいな講義だったのですね。笑
それは別にいいんですよ。モノ売りコト売りの概念を知ること自体は、ビジネス以外でも大事なことだったりするので学びにはなる。でもね、
参加していた、ごく一般的な、まだビジネス初級の、ふわふわの産毛でいっぱいのひな鳥みたいなお姉さまたちに「たった7日で世界を変える!業界初『あなただけ瞑想』で宇宙エネ(以下自粛」を命名してあげても
見ていられなかった…思わずこっそり、個別にフォローしました(何しに行ってんだか)。なんというか参加者さんたちは「じぶんを楽しませる」「ひとつずつ安定して、稼いで、今の仕事をやめたい」を目的に参加してみたはずだろうに、気がついたら「他人に凄いと思わせることが必要」みたいに意識がすり替わっていて。オーノー!講師の方が言っていることはそういう意味じゃありませんよー、皆さん朝あった眼の光が消えていますよー!ちょっと窓あけよっか、ね、休憩しよっか!
講義中に全員分のお菓子を買いに走ったのはスタッフでもなんでもない私です。あるよなーセミナーで生徒さんがついてこれていないと、こっち(講師側)も焦るよね!わかるよ!わかるけど!ちょ、全員深呼吸!ちなみにこれを最後に私もセミナーには参加しなくなりました。相手は変えられないものね、自らキョリを取るのって大事(笑。
はじめは大げさに感じる「肩書き」でも、未来は確実にそうなっていて、というか確定している(はずの)未来から逆算したら今ぐらいからコレを名乗って。あとは何度か調整して。うんいけるな。むしろ遅すぎたぐらい。って思える人ならなんの問題もないけれど、「じぶんには荷が重い」っていう意識があると、塾の課題は絶対にはかどりません!自分の違和感を無視するのは「じぶんを大事にしないこと」。それって一番避けたいんじゃなかった?
・じぶんのビジネス、サービスの内容は、何より、じぶんを楽しませるもの
であることは絶対!絶対条件っす!ボーナス公休その他目当ての「仕事」なら興味が無いことでもある程度頑張れますが、ひとり起業だと超つらいよ!自分自身が納得できていない、「(本当は見えていないのに)守護霊鑑定」みたいな仕事は、どんなに儲かろうが続けるのはムズイの。だって丸ごと嘘だもん。たしかにサービスの言語化や差別化は大事。大事だけどだからこそ
・飾らない。こだわりのさじ加減にこそセンスを。
母らしからぬビジネスモデルでもいい。高学歴らしからぬ業界を目指すのもいい。ラシカラーヌ上等。ギャップという強みは誰にでも存在します。しかもなんの我慢も、背伸びもいりません。だって自分自身そのものを出すだけだから。
何かをやってみたいけれど、打ち出し方に迷っている方がいたら、やっぱりデータじゃなく、じぶんの本音としっかり向き合いましょう。自分が「笑える」違和感ならむしろアリ。
ネイルの先生をしていて「サロン作り」もお手伝いしたりするので常に感じるのですが、頭ひとつ抜ける人って「集中上手」だし「楽しみ上手」なんですよ。資金力とか技術力よりも役立つものって絶対にあります。
やりたいことを書き出したり、マーケティングなんかを意識するのは(マイクロ起業に限定すると)、もっとずっとあとでいい気がするのー。なので私もまたイチからのチャレンジを楽しみながら進みたいところです。
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