抵抗値を変更できる抵抗器です。
音響機器の音量調整に使用されます。
ボリュームと呼ばれることもあります。
可変抵抗器の原理は、非常にシンプルで、基本的な構造は抵抗体と、その表面を移動する摺動子(しゅうどうし)でできていて、この摺動子の変位量に応じて抵抗値を変化させることができます。
簡単に表すと下図のようになり、端子1-2間の抵抗は抵抗体が短くなるので、抵抗が小さくなります。端子2-3間は、抵抗体が長くなるので、抵抗が大きくなります。
![](https://assets.st-note.com/img/1651572459305-v9d3o41wV8.jpg)
可変抵抗器には、簡単に抵抗値を変更できるものと、ドライバ等の工具を使用する半固定抵抗器があります。
可変抵抗器
可変抵抗器は、手で摺動子を動かすことができます。一般的に機器の正面パネルに取り付けられます。
オーディオ機器の音量調節等に使用されます。
下の図は可変抵抗器の回路図記号です。
摺動子につながる端子を矢印で表しています。
可変抵抗器の3つの端子をすべて使用する場合は、左の記号を使います。片方の端子と摺動子を使用する場合は、右の記号を使います。
![](https://assets.st-note.com/img/1651572491953-faA5ax4d6i.jpg)
半固定抵抗器
ドライバ等の工具を使用して、抵抗値を変更することができる抵抗器です。
プリント基板に搭載され、回路特性の微調整に使用されます。
調整後はほぼ動かすことはありません。
下の図が半固定抵抗器の回路図記号です。
可変抵抗器と同様に、端子の使い方で記号が変わります。
![](https://assets.st-note.com/img/1651572509641-MSbvKQO7HZ.jpg)
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