反りが合わない

自分の心のままに体が動かないことに慣れた。

諦めは最強の武器だ。だからこそ一番最後に掴むし、最初に離してしまう。
頭では分かっていることを心が拒否し、そのせいで傷つくことが多い。
メールも電話も苦手で、コミュニケーションにおいて、自分の伝えたいことがフルで伝わるような気はしない。すぐに取り掛かれば終わるような日程調整やチャットの返信に30分かかってしまう。
期限は守れないし、ピンチは自然災害のように傍観し、逃げたくなるだけだ。

それら全てを受け入れ、諦めてしまいたい気持ちと、どうにかしなければいけないという気持ちの両方がある。
諦めてしまおうと囁くのは、自分のスッキリとした意思で、どうにかしなければと息巻くのは、常識や規範や上司がミックスされた観念だ。

スターバックスでお姉さんに話しかけてもらえるのは、会社勤めで安定的に給料をもらっていて、そのおかげで割と良い服を買えているからなのか、と考えてしまう。この安定的な普通ルートにしがみついておいたほうが良いのかな。こんなのもただの妄想だけど。