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「傷ついていい権利」なんて、行使できやしない

自分のキャパのなさに呆れる。いちいち考えすぎて行動までのスピードが遅いから全然こなせない。

そうやっていっぱいいっぱいになっている人間への処方箋はタイムマネジメントやタスク管理だ。神様が精神と時の部屋を用意してくれたり、総理大臣がタスク徳政令を出したりはしない。戦い続けるための武器を世の中は与える。ありがとう、そのおかげで勝つ可能性が上がったよ。擦り傷は癒えないままだけど。

有害な男性性や男らしさから脱していいよと社会学者や映画監督やコラムニストが言っている。でも男性がかつて直面していた競争は現代も続いていて、旧時代的とされる「男らしさ」の鎧を纏って戦わないと、社会から取り残される。(少なくともそう感じる)

繊細さや思慮深さなんて、発揮する必要はない。それらは武器でもなんでもなく、使い勝手の悪いただのガラクタだ。考えないで行動し続けて、とりあえずやって修正するのが正義の経済社会では、本当に周回遅れになる。だとして、そんな非情な経済社会にムカついているわけではない。それよりは、繊細さや思慮深さが大事だと吹聴して回る経済的に豊かな文化人にムカつく。

哲学者が、分からなさが大事と言う。でも、分からなさを大事にしたら、結果を出せない人間になって賃金がもらえなくなる。でも、分からなさが大事だと言ってメディアに出ている哲学者はギャラをもらっている。

誰が自分の人生に役に立つことを言っているか、考えないと搾取される。まるで想像もできない方法で。


多分だいぶメンタルやられてる。

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