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日本語教師のためのChatGPT活用法
日本語教師がChatGPTを使うならどんなことに使えるか考えてみました。需要あるかな?
無料でできること
説明の仕方を教えてもらう
文型や単語のわかりやすい説明が思い浮かばない時、ChatGPTにヒントをもらうことができます。
「日本語初学者の外国人にわかるように教えて」と指示しても全然易しくない内容が返ってくるので、「子供にもわかるように簡単に教えて」と指示を出して教えてもらうといいです。
ChatGPTに考えてもらった説明は、日本語勉強中の外国人には難しい場合もあるので、自分で修正を加えます。
翻訳
文型、新出語、未修の単語を学習者に教える際に、既習の日本語やイラストだけでは限界があると思います。その際は訳などを提示して教えると思うのですが、その訳をChatGPTに教えてもらいます。
ただ訳してもらうだけであれば、無料のGPT3.5で充分ですが、何度も複数言語に訳してもらう場合は、都度指示を出すのが面倒です。なので、有料プランでできるGPTs(GPT Builder)を使うと楽でいいです。
「○○語、◻︎◻︎語、△△語に訳す」「表にまとめる」程度の設定をしておくだけで、手間がだいぶ省けます。
翻訳には注意点があります。言語によっては、まともな翻訳が返ってこない場合があります。特にGPT3.5だと不正確な場合が多々あるような気がします。
有料プラン(Chat GPT Plus)でできること
画像生成
文型の導入をする時、単語の意味を教える時などイラストを度々使用すると思います。テキストの絵教材だけでは足りないことが多々ありますよね。そういう時にChatGPTの画像生成(DALL·E)が役立ちます。
例えば、使役を教える際に使うイラスト、「母親が野菜が嫌いな子供に野菜を食べさせている」イラストをGPTにお願いしてみましょう。
こんな画像ができました。
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学習項目や提出語彙の検索
授業準備をする際に、既習文型が何課で出てきたか、文章の中に含まれる単語が既習なのかどうかなど、頻繁に調べると思います。その際にGPTsを使用して検索することができます。
試しに、『みんなの日本語』の『教え方の手引き』に収録されている「学習項目と提出語彙」を「Configure」の「Knowledge」に取り込み試してみましたが、そこそこ役立つものができました。まだまだ試している段階なので、うまくチューニングしていけば便利な使い方ができると思います。
パッと思いついたことを書いてみました。他にも便利な使い方を思いついたらシェアしたいと思います。
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