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【終演】夜から夜まで。



駅のホームをおりて、
1人になった時に
空を見上げたりすると
東京の空は全く、
星なんかなくて
寂しくなるなと。

そんなことを思ったりしました。

#夜から夜まで 全8公演
無事、終演致しました。
ありがとうございました。

上野さんとの出会いは
1年前の別の現場のオーディションで
その時は落ちたんですけど笑
どうしても諦められなくて
そして1年越しに出演出来ました。
決まった時はすごく嬉しくて
早くみんなに伝えたいなって
思ってたんですけど
まさか主演なんて
夢にも思わなかったです。

稽古場ではほんとに
ポンコツをかましまくってて
台詞もぐちゃぐちゃだったり
全然芝居できなくて
台本に自分に対しての悪態を
突きまくってました。笑

(悪態の数々笑)

周りの役者さんも
皆さん素敵で、
皆さんが素敵な芝居をすればする程
自分が惨めになって、
稽古場行くのも怖いし、
稽古場からの帰りの電車で
自分の不甲斐なさから
一人で泣いたり。笑
ご飯も食べられなかったり、
初日から2日目あたりなんかは
ストレスでお腹痛すぎて
「盲腸になったかな?」
とか、思ってました。笑
それくらい、
プレッシャーとか悔しさとか
色んな感情に押しつぶされてて、
個人的には追い詰められてました。

死にそうでした、毎日。笑

でも、祐平役の倉田さん始め
皆様に支えられて
何とか「三並咲」という役を
演じることが出来ました。
ほんとに、倉田さんには
沢山支えていただきました。
感謝してもしきれないです。
(そして初日のステージで
稽古で1度もやった事もなかったのに
無許可でいきなり蹴りを入れても
許してくれた
そんな倉田さんの優しさに感謝)

でも、そんな毎日が
とっても楽しかったし、
私はお芝居が、
舞台が好きなんだなと
心から思えました。
毎日幸せでした。
明日死ぬんじゃないかって
思えるくらい幸せでした。
こんなご時世に幸せなんて
言っていいのかな。
でも幸せでした。
ありがとうございました。

咲の性格は、物凄く素の私に似ていたので
逆に演じるのが難しくて
苦しかったのです。
きっと、皆様にお届けした「咲」が
今の私の精一杯だと思ってます。
これからも頑張ります。


そして。
このご時世に劇場に
足を運んでくださった皆様、
配信を見てくださった皆様、
応援してるよと声をかけてくださった皆様。
本当にありがとうございました。
皆様のおかげで
千秋楽まで駆け抜けられました。
このくらいご時世で、
上演できるか出来ないかの瀬戸際で
助けてくれたのは紛れもなく、
声をかけてくれたり、
足を運んでくれて、
演劇を支えてくださった皆様のおかげです。
私自身久々の長編の有観客舞台。
皆様と役者との空気感で作り上げたこの作品に出演させて頂けて本当に幸せです。
行き帰りでも、そして会場でも
マナーや感染症対策を
徹底してくださった皆様に感謝です。

また、皆様が劇場に足を運びたいと思って貰えるような役者になれるように、
そして「有観客舞台」という言葉が無くなる世界を願ってこれからも頑張ります。

そして、このご時世に
上演を決めてくださった
劇団競泳水着の主宰の上野さん始め、
制作の皆様、会場運営や舞台を裏で
支えてくださったスタッフの皆様。
感謝してもしきれない共演者の皆様。
本当にありがとうございました。

最後皆さんと別れる時、
もう何本も現場を踏んでるし、
そんなこと、1度もなかったのに
寂しくて泣いてしまいました。
25歳にもなって、お恥ずかしい笑
きっとこの公演は
私にとって一生忘れられない公演に
なったと思います。

江益凛自身は
しばらく舞台の予定は無いです。
なんてこったい。舞台好きなのに。
もっと頑張らないとですね焦
これからも大好きなお芝居と
大好きな舞台に携われるよう
頑張っていきたいです。
お仕事お待ちしてます。笑


なんかもっともっと
沢山書きたいことがあったのに
何も書けなくなっちゃった。

あの、
共演者の皆様、
本当にありがとうございました。
楽しかったです。
生きててよかったです。

#夜から夜まで を見てくださった皆様
本当にありがとうございました。
お届けできて、
一緒に作品を作ってくださって
本当にありがとうございました。
幸せです。
生きてて良かったです。

そして、これからもどうぞ
よろしくお願い致します。

こんな夜は、
誰かに話を聞いてもらいたいね。
そんなふうに見上げた
千秋楽終わりの夜空は
やっぱり星が見えませんでした。
東京の空なんてそんなもんだね。
でも、
上をむくことが大事なのかなぁ。
明日からも
頑張って生きていこうと思います。
ほんとうにありがとうございました。


三並咲 役
江益凛

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