【終演】Shojie's collection

Shojie's collection終演

江益凛です。
久々の終演報告ブログですね。
まずは御来場くださった皆様
本当にありがとうございました。

アトリエのような箱だったので
ちょっと座席状況が悪かったり
トイレが少なかったりと
ありましたが、
皆様感染予防対策も含め
ご協力ありがとうございました。

なるべく私もアナウンスできる範囲では
アナウンスを事前にしていたりしたのですが
お伝えが足りず
不便な思いをさせてしまったことも
あったかもしれません。
コロナ禍ということもありますし、
今後もそういった面では
可能な限りアナウンスしていくつもりですので
ご不明点がありましたら
なんなりとご連絡くださいませ。

毎度の事ながら思うのですが
今回の舞台では特に
『観客が舞台の最後のピース』
ということを強く感じました。
セリフや動きの制約がある中で
いかに空気を読んで変えていくか。
そこの読みが外れた時は
『くっそー！！』
ってなるし、当たった時は
『やってやったぜ！』
ってなるし。

私が舞台が好きな理由は
そこに凝縮されてると思うので
毎回が挑戦で楽しかったです。

江益の憂鬱。

私が出演していたのは
『脚本家の憂鬱』という作品で
脚本家が映画の脚本を書くものの
プロデューサーの無理難題を
受けざるを得なく
理想とはかけ離れた脚本に
なっていくという作品でした。

その中で私が演じたのは
脚本家の頭の中の作品に出てくる女性
という立場て
絶対に台詞を間違えられない役でした。笑
重ねて、頭の中の人物ということで
動きに制約があったり
テンポ感を
守らなきゃいけなかったりと
いつも以上に集中しなきゃいけない役で
毎回出番前は震えていました。
そして気合いも入れてました。笑
(ツイートする暇なんてなかったよね)

今回感じたのは
今までコメディ現場でしごかれてきて
ほんとに良かったなということ。
いろんな制約があるからこそ
難しいシーンもあったのですが
その中でどのカードを切るかとかを
考えながら出来たので
純粋に今まで頑張ってきてよかったと
思いました。
ありがとう、これまで携わってくださった
数々のコメディ作品……

重ねて、自分がいかに甘えた環境で
作品作りをしてきたのか
ということを感じました。
自分のやりやすい場所で
自分のやりやすい形に
持っていくというのは
大事なことではあるけど
それはある種の甘えでもあって
その甘えをしていたなーと
強く感じました。

もっと自分が
無理しないでできる幅を
広げていかないといけないなと
反省大き作品でしたね。笑

素敵なメンバーを紹介するぜ！

プロデューサー役の高尾ちゃん。
鋼メンタルを持つ
強い女優さんだなと言うのが
第一印象でした。
これは今も変わらないのですが。笑
1番難しい役回り、台詞周りで
めちゃくちゃ大変だったろうに
へこたれず、ずーっと自主稽古していて
すげー！！って思ってました。
初日開けた時の芯の強さにも
度肝を抜かれて悔しかったです。
普段はお茶目で時々抜けてる
キュートな女優さんで
プライベートでお茶したいなぁと
個人的には思ってます。笑

脚本家役の田口さん。
楽屋が同じだったのもあって
めちゃくちゃお話させて頂きました。
私のどーでもいい話を
ウンウンと聞いてくださって
田口さんが座組にいてくださり
よかったなと思いました。
自主稽古の時稽古場を押えてくださったり
アドバイスもくださったりで
頼りっぱなしでした。
感謝しかないです。
田口さんのコメディ作品もっと見たいなー！

男役の藤本くん。
真面目な俳優さんのイメージで
めちゃくちゃストイックだなぁという。
セリフも合わせてくれたり
自主稽古にも付き合ってくれて
マジで感謝しかな買ったです。
普段は陽気な兄ちゃんでした。
最後のシーン、千秋楽は
(いい意味で)ぶちかましてきやがって
(いい意味で)少しムカついたけど←
めちゃ良い掛け合いだったなと思いました。
私が生意気なことを言っても
許してくれてありがとう。笑

旦那役の佐藤さん。
盆栽Ⅰを見た時に
『すげー俳優さんがいる！！！』
と興奮したのを覚えていて
まさか絡めるとは思わず
嬉しかったです。
本番で変な髭の形にして飛び出してきたり、
よくわかんないポーズ始めたり
遊び心満載の佐藤さんとの絡みは
めちゃくちゃ楽しかったです。
楽屋で話してもすげー俳優さんで
いつかまた現場で出会いたいなぁと
強く思いました。頑張ろ。

『脚本家の憂鬱』

私はこの本が好きでした。
理想と現実。
やりたいことがあるのに
様々な制約があるからできず
歪になっていく。
それってどんな世界でも
有り得ることだと思うんですよね。
大人になるってそういうことだし。

私自身も脚本家みたいな
選択をしたこともあるかもしれないし。

この作品はコメディであったけど
本当はそうじゃなくて
ちゃんとした物語で
ふざけつつもそういったところを伝えられる
ギリギリのラインを
どうにか模索してました。

脚本家の葛藤が伝わってたらいいな。

ご来場ありがとうございました。

そして。
今回ご来場くださった皆様
誠にありがとうございました。
これからも良い作品に
愛を持って携われるように
頑張っていきたいです。
やっぱ愛って偉大だなー！！

来月、再来月と
ノンストップで行きますが
ガンガン頑張ります。
そして皆様に
『また見たい！』
って思っていただけるような
俳優をめざして精進致しますゆえ
これからも応援していただけると嬉しいです。

わーい、ありがとうございました！
あいたいね。
来月は会えるよ！！笑

またお待ちしてます！

『脚本家の憂鬱』女役
江益凛