【終演】『ナイゲン朗読版』。最後の内容限定会議。
こんばんは。
ナイゲン朗読版終わりましたね。
江益凛です。まずは…
ご来場(ご視聴?)ありがとうございました。
すごく楽しかったです。ははは。
まぁ、これは『ナイゲン』の余韻に浸っている
いまだに夢から醒めない役者の寝言を
今から書いていくよ。
2018年『ナイゲン浅草』に出た時のこと。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが
私は2018年にILLUMINUSさんプロデュースの
『ナイゲン浅草』にて3148を演じておりました。
ここだけの裏話なのですが、
私は代打で投入された人間だったので
(本来は違う方が演じる予定でした)
全くわからないまま参加していたのですが。
この作品は私の芝居観とか、
コメディに対する考えを変えてくれた作品で
とにかく稽古場で圧倒されていたのを覚えています。
当時は冨坂さんと話すことはほとんどなくて
しかもとにかくダメ出しをされず
「あの…私…大丈夫ですかね…?」
と、恐る恐る聞いていたのを覚えています。
ナイゲン浅草には
熊谷どさまわりと津和野アイスクリースマスと
前田監査、榎並文化書記が
出演されておりました。
特に印象深く記憶に残っているのは
津和野さんで、
もうほんとに凄かった(語彙力)
当時も夢のような気分でナイゲンを演じてて
ひたすらに楽しかったです。
当時はまた冨坂さんの作品に
出演できるなんて
思ってもいなかったので
『また、携われたらいいな〜』
と、漠然と思っていただけでした。
その後、『みんなのへや・改』に出た話。
この作品はナイゲンの4ヶ月後に
冨坂さんの個人企画で上演された作品で
正直、お話をいただいた時は
めちゃめちゃびっくりしました。
『ナイゲン』の3148とは
全く違って『ストーカー』という
いわゆる狂人というか、
可愛さよりも気持ち悪さが勝る
そんな役所でした。
『いざ、生徒総会』でツッコミキャラの
イメージがある方も多いかと思いますが
どちらかというとこの役はボケ側でしたね。
この役はほんとに大変で
後何よりセリフ台詞が
覚えられなくて(覚えろ)
なんか常に溺れかけの人みたいに
アップアップしながらやってました。笑
共演者さんにも冨坂さんにも
めちゃくちゃ迷惑かけたし
もう、結構トラウマレベルだったんですけど笑
リベンジしたいなと思う作品の一つです。
本当にこの座組は楽しくて
今でも大切な思い出であり、糧でもあります。
この頃くらいからずーっと
『本公演出たいな。。。』
と、思うようになってたと思います。
『ナイゲン朗読版』の話をいただいた話。
冨坂さんからお声かけの連絡をいただいた時、
文字通り『飛び起きた』のを覚えています。
馬鹿みたいかもしれませんが
ガバッと掛け布団を蹴り上げて
狭いワンルームで『よっしゃ〜!!』って
いい歳の女が一人で騒いでいました。
2018年の浅草ナイゲンの時に
アガリスクの方々も『これで最後だ』なんて
おっしゃっていたことは覚えてますし、
それ以外の時でも『ナイゲンはね〜』
『そもそも国府台シリーズはもうないかな〜』
みたいなことを聞いていたので
2度とやることはないだろうと思ってました。
まぁ、そもそも
同じ作品をやるなんてことがそうそうないのですが。
『やった、やったやったー!!』
なんて、小学生みたいに一頻りはしゃいだ後、
慌てて事務所に連絡しました。
柔軟に対応してくれた事務所にも感謝です。
もう、すぐにでも公表したい気持ちを
グッと堪えながら数日過ごしていました。
実は、アガリスクのみなさまと
共演させていただくのは
今回が2度目で
ジャンプさん、淺越さん、塩原さん、
鹿島さん、伊藤さんとは初共演でした。
『本公演』ではないけれど、
このメンバーに仲間入りさせていただけたことが
本当に嬉しかったです。
あと。
私は『全国版ナイゲン(2015)』が
めちゃめちゃ好きで、
そこに出演されていた
細井さんやコータさん、あつしさん、
かっこいい道祖神の信原さんや
個人的に一番好きなおばか屋敷の古屋敷さんと
共演できる、というのも
本当に嬉しかったです。
あと、同世代の菊池くん。
共演したいね〜って話をしていたので
今回共演できることを知った時に
真っ先に個人ラインを送りました笑
こんな大好きな方々と
大好きな作品ができるなんて
嬉し過ぎて変なツイキャスも
やってましたね、確か笑
告白成功した直後の女子みたいに
キャッキャしてたわ、恥ずかしい。
稽古も夢みたいな時間で
いや、出演者なのにこのスタンスは
おかしいだろ、とか思いながら
気を引き締めながら参加していました。
でもやっぱり、
淺越アイスは憎たらしくて続々したし、
塩原どさはカッコ良くて震えてたし
細井さんのハワイ庵はずっとハワイ庵だし
コータさんの海のyeah!は笑殺しにくるし
とっても短い稽古期間だったのに
すごく濃密で圧倒されて、
幸せな時間でした。
3148の話。
ここ最近、可愛い役はやってなかったし、
配信で頭おかしい人に成り果てていたので
3148できんの?
なんて言われたりもしてましたけど。
正直本人も不安なところはありましたよ笑
でも、意外と覚えてるもんなんですよ。
たまたままだ手元に残っていた
3148の時に使っていた髪留めと
制服を着て稽古に望んだ時に
『あ、私、覚えてんじゃん。』
って、思ったことがありました。
…何を長々書いているんだろうと
思ってきているのですが。
『ナイゲン』の中の3148って
2パターンの演じ方に
大きく分かれる傾向があるなぁと
私は思っています。
アイスに対して反逆して
1年男子を翻弄する『小悪魔』的な3148。
そして、もう1パターンの
基本的に悪意のない3148。
私は基本的に後者で役作りしていました。
ただ、すごく曖昧な感じなんですけど、
強いて言えば
淺越アイスは前者
津和野アイスは後者
で、やっていたかもしれません。
淺越さんの時はなんか小悪魔に
引っ張られる感覚があったんですよね。
なんでかうまく言えないのですが。
単純に『嫌い!』って思ったからかもしれません笑
(淺越さん本人のことじゃないよ!笑)
津和野アイスの時に後者になるのは
個人的には結構明白で
どさまわりがどさまわるシーンで
すごく感情的なアイスを見たから、
というのがあるんだと思います。
3148反逆シーン(アイスの退出を引き止めるところ)
とかは結構心持ちは違かったかなと思う。
それから、
どさまわりがどさまわる時も
塩原さんと熊谷さんの時とで
感覚は全然変わってました。
塩原さんのどさ回りは
完全に地に落とされたというか、
それにより、『拒絶』という感情が生まれ、
議長の言葉と周りの空気で
『萎縮』から徐々に這い上がる
という感覚だったのですが、
熊谷さんの場合は
熊谷さんの言葉を『受け止めた』上で
『信じられない』(納得行かない、に近いかもしれないけど)
という感情になり、
『このまま終わらせていいのか?』という疑問から
議長の言葉に『自ら』乗っかる。
という感覚でやっていました。
違いがわかるかどうか
はわからないんですけど汗
3148って、きっと
八方美人な子なんだなと思う。
だから周りに流されちゃうし
守ってくれて1年男子が
窮地に陥った時、
申し訳ないけど、自分が落ちたら
クラスのみんなに顔向けできないから
ごめん…!
みたいな感じで静観していたんだと思うし。
周りに流されて、票を変えて。
でも、最後の挙手だけは
自分の意思で初めてあげれた、と、
思ってますし、そうしてます。
多分彼女はこれをきっかけに
議論の楽しさに嵌っていくんでしょうよ。
来年が楽しみだよ。笑
女捨て過ぎて『いざ、生徒総会』の
江益みたいにはなるなよ笑
『ナイゲン朗読版』が終わった時の話。
写真はAだけど。笑
Bチームの出番が終わって
カメラを切った時、
『あ、ナイゲン終わったんだ』
って、思った瞬間ブワッと涙があふれました。
Aチームが終わった時
淺越さんが『ナイゲンやりてぇ』
って言ってたのをふと思い出した。
私の、ナイゲンに対する思いなんて
全然ちっぽけなものだと思うけど
それでも、胸がいっぱいになった。
この夏が、終わるな。
と、思った。
馬鹿みたいに思った。
カーテンコールが終わって、
配信が終わって
『お疲れ様でした〜』
って、みんながカメラを再びオンにして
ZOOMに集まった時
みんなが口々に『もっとやりてぇ』
って、言っていた。
私も声高にいいたかったけど
恥ずかしいので控えめに言った。
菊池くんが、
Twitterでエモいことを呟いていた。
私も真似して呟こうとしたけど
あの、ここで吐くことにします。
あのね、私ね、
もっと『ナイゲン』やりたいです。
劇場で、生で、みんなと面と向かって
ナイゲンやりたいです。
馬鹿みたいにヤジ飛ばして
タンブラーのところで馬鹿みたいに
悲鳴あげたいです。
稽古終わりに飲みに行って
もっといろんな話したいです。
もっと、ナイゲンやりたいです。
・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
恥ずかしいなこれ笑
朝日が登ってきました。
借りていたポケットWi-Fi返さなきゃ。
バイトもないしな。
困ったな、暇だよ、明日から。笑
また、みなさんと芝居できるといいな。
今度は、劇場で。
部屋に転がるクシャクシャの
ナイゲン資料。
きっとこれも保管されるんだろうなぁ。
あー、ナイゲン楽しかった。
また、やりたいな。
へへ。
おやすみ。
1-2 3148代表 江益凛