結局。人間なんて変われない。
上半期が終わろうとしている
2022年。
私の中での2022年は
現状、クソ最低な日々の繰り返し。
年明けの芝居のWSで
めっためたに叩かれ、
そこから何もかも自信を無くして
仕事もうまくいかなくて
人生で初めて
「もう、まじで辞めようと思ってる」
と、人に相談した。
好きだったものが
嫌いになって、
誰の言葉も刃物になって
「頑張れ」の言葉とか
もう、聞きたくないとか、
「頑張ってほしい」の
無責任な言葉に
押し潰されそうになった。
と、いうか
多分、押し潰されてた。
「もう、限界でーす!!!」
今まで1番しんどかった
高校時代を越えるほど。
「これが終わったら、私
芝居辞めようと思ってる」
と、相談した。
もちろん、誰も止めなかった。
皆、口を揃えて
「良いんじゃない?」
と、いった。
noteの下書きには
「疲れたので、芝居休みます」
というタイトルの記事が
下書き状態で保存されている。
今、携わっている事柄の
全て終わったら
その記事を公開するために。
20歳の時のキラッキラの
ブログを読んだ。
毎日前向きで
夢と希望しかなくて
読んでてむず痒かったし
とても『私』が書いた
記事だとは思えないほどだった。
成長しているつもりはなくて
むしろどんどん子供になっているような気もするし
周りはどんどん大人になっていって
世界にたった1人
取り残されているみたいだった。
ずっと。
私の「中の人」のことを
時々、「達観してる」と、
いう人がいる。
私は自分自身を全くそうは思わない。
そもそもどんなところを見て
「達観している」なんて
思うんだろう。って。
生きることに期待していないところだろうか。
他人に期待していないところとかだろうか。
昨日までは
もう、こんな暗い言葉を書くのは
やめにしよう。
なんて、思っていたのに
結局、今日もこんなことを書いている。
私は結局私のままだ。
20歳の私の言葉と
今の私の言葉は違いすぎて
あんなに前向きだった私は
いつの間にかこんなに後ろ向きになって
それを隠すことさえも諦めた
でも、その頃書いていた
小説の数々は
全部暗いものばかりだった。
今年は、ずっと逃げてきた。
「しんどい」を隠すことさえ
諦めて、逃げた。
ずっとつけてきた仮面が
急に息苦しくなって
「すんません、もう限界です」
と。
今年の夏は逃げようと思っていた。
その後のことは
何も考えてなかった。
今から就職できるかな?
なんて、転職サイトも見た。
大学中退したことも恨んだ。
やっと、「休もう」って、
決心ついて、親しい友人には
「しばらく休みます」
なんて、宣言したのに
どうしたってそんな宣言をしてから
私にいろんなことが降りかかった。
演劇が、私にまとわりついて
絡まって、
離れてくれなかった。
直接見たら頭が痛くなるのに
スポットライトが
私の瞳に突き刺さって、
視界を眩まして、
真っ白な世界の中で
たくさんの拍手が
脳みそに直接響いて
重石だったはずの「頑張れ」が
私の背中をまた押してくれた。
いつだって
私の背中を押してくれるのは
他の誰でもないあなたの
「言葉」であって
劇場版のアニメヒーローみたいに
ボロッボロなのに
どうしてか立ち上がれてしまう。
もう、誰かのために生きることに疲れた。
と、書いてあった下書きだったのに
どしたって私は
誰かのために生きたい。
と、思ってしまった。
生きるために芝居がしたい。
私が芝居をはじめたのも
人のためで、自分のためだった。
きっと、数年後、
この記事を見た私は
恥ずかしさでむず痒くなって
この記事を消すんだろう。
20歳のブログを削除した
今の私みたいに。
結局、私は
頑張るしかない。
演劇が私を離してくれないなら
演劇に見放されるその日まで
私は死ぬ気で
頑張るしかないと思った。
「活動休止」?
「自分探しの旅」?
下書きの記事を見て
アホらしくなった。
先月、父親に
「お前にはやれるとこまで頑張ってほしい」
と、言われたことを思い出した。
その時は
「人の気持ちも知らないくせに」
と、思った。
でも結局私は馬鹿で
頑張ることしか脳がなかった。
「芝居を嫌いになったら
私は芝居を辞めます」
と、宣言したこともあった。
芝居を好きと思えなくなったから
もう、芝居をやめようと思った。
でも、結局私は
どうしようもなく芝居が好きで
芝居を「仕事」と思って無かった。
好きだからやってた。
好きを貫いていたから
今、こんなぐっちゃぐちゃな記事を
ここまで読んでくれるような
あなたに出会えた。
せっかく芝居を辞めて
誰か素敵な男性と出会って
結婚して親孝行して
幸せな生活を送れるかなんて
そんなこと思ったのに
残念なことにこんなに悩んでも
私が一番好きなのは
芝居をすることだという結論に至った。
10年前、演劇に出会ってから
ずっと。
結局私は変わっていなかった。
好きって気持ちは止められない。
もっと広い景色を
一緒に見たいから
私はもっと「頑張る」
半年間悩んだ私が至った結論を
自分にも刻み込むために
ここに書きました。
結局のところ、私は馬鹿だ。
追い込むことでしか
芝居ができないし
「演劇ドM」と言われるのも
納得しちゃうなと思ってしまう。
でも、私は全然まだまだ頑張ってない。
全然追い込んでないし甘えてしまう。
もっと頑張らなきゃいけない。
30歳も見えてきた年齢なのに
結局、私はこのままだ。
でも、そんな私は嫌いじゃない。
てか、私はこうじゃなきゃいけない。
あーあ、もっと楽していきたいのに。
やっぱ演劇やめらんねーわ!!!!
江益凛