【終演】トマソン晩春、終演。
まずは御来場くださった皆様
誠にありがとうございました。
あっという間に駆け抜けた公演でした。
MELTの旗揚げから携わり
早1年弱。
ここまで一緒に作品作りをしている
劇団は私も初めてですが
私にとっては大切な場所です。
常に新しいものに触れさせてくれる
そんな刺激的な場所で、
私自身にも新しい役どころを振ってくれて
有難い限りでした。
公演終了した勢いで
思ったことを書いていきます。
(配信待ちの方はネタバレもあるので
回れ右した方が良いかも!)
出演した短編の感想など
【サンタクロース】
何故かMELTですっかり定番した
母親役でした。笑
ボケでもツッコミでもなく
ウケのサポートをする役回りだったので
無理に何かしようとしない、
ノイズにならない。
を、モットーにやってました。
酒井くんや渋木くんが
ちゃんとウケてくれるから
安心してその場に居たし、
シンプルに彼らの好感度の獲得の速さに
感服していたコントでした。
ちょっと嫉妬するくらい
好感度高いよなぁ。
また、癖のある役を
ゆうきくんがこなしてくれるし、
単発単発で和葉くんも
ウケをとってくれるので
「あれ?私……仕事し無さすぎ……?」
と、不安になることも多々あったのですが
めちゃ楽しかったです笑
【戦争の記憶】
初めにいっておきますが、
私は、開演前に「ノーヒットノーラン」を
聞くくらいにはBUMPファンなので
カルマのチョイス絶妙で
めちゃ良いなと思ってました笑
しまちゃんが振り回しつつ
真ん中でどっしり構える酒井くん。
この構図がとっても好きだったし、
カルマのパートは、正直
初めて台本見た時
「1番フルで歌うのはきついのでは……?」
と、と思ったのですが
乗り切ってる姿を見て
いやさすがだな……と思ってました。
最後にじい様ばあさまが
チョロっと出てくるシーンは
割と後半に追加されたので
不安でしたが、
みんなある意味責任感なく出来たので
楽しくやってました。
【通夜でワンチャン】
初読みから実は大きく芝居テイストを
変更した作品。
稽古中、自分が狂ったことを言っているあまり
一瞬でも客観的になると
笑っちゃうくらい苦戦してて
稽古にならないことも多かったです笑
と、楽しいことも言ってますが、
実はめちゃくちゃ苦戦した役で、
最終稽古まで迷走してました。
なので演出の平田くんはもちろん
相手役の和葉くんには
多大なるご迷惑をお掛けしましたし
脚本の宇城くんには
本番前日の夜中に電話で相談するくらいは
不安しかなかったです。
ですが、根気よく付き合ってくれた
みんなのおかげで
何とか本番に間に合うことができました。
こういう静かに粛々とボケる役は
今まで無かったものの
こういうものもできるようになりたいと
強く思っていたし、
こういう球も投げられるんだぞ
というのを世に知らしめたかったので
配役してくださったのに
感謝してます。
そろそろいい歳だし笑
パワーだけでどうにかする以外も
できるようになっていきたいですね。
もっと出力を下げたいくらいです笑
【俺は名探偵!】
個人的に団体芸としては
好きな作品だったので
やっててとても楽しかったし、
MELTがこういう
ポップなネタをやってくれることに
驚きつつも嬉しくも感じました。
それぞれの俳優のいい味が出てる
そんな短編だったし、
やってて楽しい作品でした。
真ん中で振り回される
平田くんの役は最高ですね。
もっと沢山振り回されて欲しい笑
あと、個人的な話なんですけど、
眉毛サロンのしまちゃんと和葉くんの
対比がすごくすごく好きで
毎回袖でくすくす笑ってました。
ウケをとる二人を見ながら
凄いな〜と思いつつ
いいな〜と、嫉妬してましたね。笑
しまちゃんのああいう空気作りは
勉強すべきところだし、
和葉くんの限りなくリアルな
ツッコミ感は
今後欲しい技術だなって
勝手に思ってました。
令和の不条理コント
私は学がない人間なので
演劇については多くを語れないし
歴史に関しても
お恥ずかしながら無知なので
大層なことは言えませんが
スペキュラティブって
こういうことか、
と思わせてくれるめんもありつつ
ポップに笑いも出してくれる。
そんな作品集でやってて楽しかったし
改めてこの団体の作品は
好きだなぁと思いました。
自分たちで全部やっちゃう
欲張りな団体で
ひと公演ひと公演の
熱量のせいでみんな大変そうだけど笑
この熱量があるからこその
あのクオリティなんだなって
思ってます。
脳筋畑で育った人間なので
その熱量が好きです笑
最後に。
ご来場くださった皆様、
改めましてありがとうございました。
たくさんしんどい思いをした分、
客席の皆様の雰囲気に
背中を押してもらった瞬間が
いっぱいあった公演でした。
そして、今回は
有難いお言葉を頂けることが
多くて、
俳優続けててよかったって
思いました笑
中の人は自己肯定感底辺の
超ネガティブ人間なので
一つ一つの言葉に支えられてますし
そう言われなくなったら
私は俳優を辞める時なんだなとも
思ってます。
(やめたらさっさと
婚活に勤しみたいですね笑)
これからも人にやさしく、
自分にはストイックに
頑張ります。
……なんて宣言を
こんな所でしているのが
ダサい事なんですけど。笑
そして共演者の皆様、
この度は大変お世話になりました。
フレンドリーに話しかけてくれた
しまちゃんには感謝しかないし、
稽古に沢山付き合ってくれた
和葉くんにも感謝しかないし、
俳優以外の仕事もこなしながら
公演を走りきった
メンバー(➕酒井くん)を
尊敬する限りです。
舞台監督の根津さんや
時間の無い中対応してくださった
照明の中村さん、
制作の加藤さん始め
そして制作に携わってくださった
皆様にも感謝です。
1人では演劇って
出来ないなぁと、肌で体感する
そんな公演でした。
長々と書いてしまいましたが笑
私はこれからもお客様も含めて
みんなで作る作品に携わりたいし、
そんな作品作りに携わる
俳優でいたいなと思ってます。
そういう現場に居られるような
そんな人間でありたいです。
この公演を楽しんでいただけたなら
幸いです。
この度は誠にありがとうございました!!
江益凛
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