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【ぶらり温泉旅】石川県 山中温泉へ!1日め

温泉と温泉街が大好きなんですが2024年は日帰り入浴と足湯だけで全然泊まりに行けなかったよ。今年はもっとフッ軽にじゃぼんと行きたいものです。

というわけで景気付けに身近なところから訪れてみました。金沢から1時間ちょっとで行ける加賀温泉郷の山中温泉です。
久しぶりの温泉旅行すぎてテンションもかなり上がっていたんですが山中温泉自体もまあ温泉街としてなかなかに良きサイズ感でして、めちゃくちゃ楽しかったです。

絶景、食べ歩き、飲み比べ、温泉卵作成、総湯、足湯、と温泉街主要要素は大体揃っておりますのでね😌
あとこれはかなりの偏見なんですがお近くの山代温泉の方がなんとなく華やかなイメージ、というところも非常に愛おしい。二つある方の地味な方、と言うのが私のツボなので。双子キャラも地味な方が大好き。どうでもいいですね☺️


鶴仙渓の雪景色を楽しみにしていたんですが旅行1日目はこの時期の石川では珍しく気持ちの良い晴れ日でした。雪は道端に若干残る程度。
お昼前後の時間に山中温泉に到着し、車でそのまま無限庵茶房うるはしへ。

こちらの建物は1912年に加賀八家の横山家によって金沢市内に建築された武家書院屋敷が1922年に山中温泉に移築されたものだそうで、その後大改修を経て今は一般公開と一部を茶房として利用されています。

扉のデザインが華やかでかわいい
入り口はこちら

建物の見学のみの場合は入館料がいるそうですが、この日はスタッフさんが1人しかおらずカフェの方でバタバタしていたので見学のみの方の受付が本来どこなのかはちょっと不明。
駐車料金は入館の方、カフェ利用の方は無料みたいです。
カフェの飲食代には入館料も含まれているのでお時間あればカフェで休憩して見学の方がお得だと思います。

景色が素晴らしいとの評判を見てこちらのカフェに伺ったんですが、評判通りの景色でした!壁が大きなガラス張りで目の前一面に鶴仙渓が広がります。

カウンター席
この日は日差しが強すぎたのでカウンターではなくこちらの席に移動
絶景絶景!

カフェの造りは割とカジュアルな感じです。この日は建物に店員さんが1人しかおらずめちゃ忙しそうでして、我々の注文を受けたあと調理のためどこかへ消えてしばらく帰って来ず。(ワンオペがすぎる)
先に2組お客さんがいたけど帰られて空間に我々だけになったのでフィーバータイムに突入。自分の家かってくらいにくつろぎます。

これは、フィーバータイムに投入したため窓の反射を消すために上着を被って写真を撮り始める旦那。
やめいて。

店内のパンフなども物色してたらとんでもないものを見つけてしまいました。

こ、これは・・・!?!?
ギャース!!!!!!

なんと山中温泉は町おこしとしてアイスの食べ歩きを企画しておりまして、こちらその紹介リーフレット。39種類のあらゆるバリエーションのアイスが紹介されています。そして特に集めたからといって特典があるわけではない己の満足のためにのみ使用できるスタンプ帳機能も兼ねています。最高すぎんか!😩💕
そして掲載は39種類だけどほんとはもっとあるよとか書いてある。なんだそれ〜〜沼やないか。

そしてこのアイスが本当に店ごとに全然違うので今後どのアイスをどの順番でキメようか、と考えるのめっちゃワクワクします。

お料理が来るまでそこそこ待ちましたが予め時間かかりますとお声がけいただいてたのと居心地が良いのとアイスの考察であまり気にならず。

こちらは私が頼んだ天丼セット。
サックサクで重くなくてすごく美味しかった!
こちらは旦那の頼んだ海鮮丼

店員さんが待たせた事とかにすごく申し訳なさそうにしてくれたんだけど私も飲食でバイトしているので大変さはめっちゃわかる。急にシフトのもう一人が休みになっちゃったんだって。お疲れさまです。今日このあと彼女に平穏な日々が訪れますように・・と旅行中うっすらずっと考えていた 笑

カフェを満喫したあと建物の見学へ。

応接間は洋風

奥の書院造りの間と縁側が非常に素晴らしいので行った際にはぜひ見てほしいです。縁側の床が菱形に木が組み合わさってるのが純日本の作りなのに珍しくてすごくおしゃれだなと思いました。
このエリアは撮影は禁止です。

雪で行けなかったけど季節によってはお庭もみれるのかな?

さてお昼も食べたので宿のチェックインの時間まで温泉街をぶらつくことに。
山中温泉は街中にちょこちょこ無料観光駐車場があるのでそこに一旦駐車。
温泉街のお店があるエリアの端っこから端っこまで歩いても20分くらいで行き来できます。ちょうどいいサイズ感〜〜

これはかわいかったお宿の窓
いいフォント〜〜〜〜〜!!!!
こちらはいい感じの温泉たまごとかまぼこのお店
中をのぞいたら見えた「どくだみ酢卵」というパワーワード🙄
ど、どくだみ酢卵・・🙄言葉の戦闘力SSS・・

山中温泉には「ほぼ一強」の名物土産がありまして、それがこちらの娘娘(にゃあにゃあ)万頭。有名なので石川県件県内のお土産屋さんや金沢駅とかにも売っています。もう土産悩まんでいいので助かりますね!

ところで右下の飛び出る気満々の青いやつの意図って何?
気になってはいたんですが今までなかなか買う機会がなかったので嬉しい!
にゃあにゃあは加賀の言葉で「娘さん」という意味だそうです。

こちらの娘娘万頭で提供する娘娘ソフトはアイスに饅頭が添えられてて、崩しながら食べるというもの。非常にそそられたけど饅頭を買ったので一旦ステイ。

饅頭をもぐもぐしながら引き続き街中をぶらぶら。いい感じにツッコミどころのある風景です。

山中温泉の電灯は山中漆器のお椀型
街中の店に貼ってあった。誰ですか?
これはお肉屋さんの謎の形状の看板。
謎にモビールみたいなものもぶら下がってるし謎が謎を呼ぶ謎。
あっ!おさけだおさけだ!!!
というわけで記念すべきアイス第一号は松浦酒造の酒粕ソフトにしました!
さっぱりしてて美味しかった〜!!!
たぬき!しっかりしろ!今助けるからな!(助けない)

その後山中温泉のメインの通りであるゆげ街道をぶらぶらしつつこおろぎ橋の方へ。九谷焼のお店や飲食店、お土産店などが並ぶ賑やかなエリア。
九谷焼や山中漆器の店もなんとなく覗きつつ、まあそんなに欲しいものも今ないしな〜と思ってるとふと現れたマジな感じの骨董店。
若干入りにくさはあったものの旅テンションで頑張って入ってみる。骨董店て値段帯が全然わからんから気軽に覗くのちょっと緊張する・・。

値段帯はお土産物よりは若干高いものと、しっかり高級なものがあり、しかしお土産物屋のラインナップよりは好みのラインナップだったので楽しくてぐるぐる店内を見ているとふと一つの香炉に目が止まりました。

青の染め付けの色合いも良いし、装飾も好みだったのでしばらく見ていると店員のおじいちゃんが「ちょっとおまけできます」と言ってきた。でも香炉買う予定人生で全くなかったから「あ、そうですか〜」という感じだったんだけど、おじいちゃんと喋ってる間にアレよあれよという間に「半額にするよ」というところまで話が進む。
流石の私も「は、半額!?🙄」となり、横で見ていた旦那も香炉のデザインを非常に気に入ったらしく「買いなよ。」と勧めてくれたのでこれも出会いだなということで香炉、買いました。香炉、買いました。香炉、買うこと、ある・・?

何が起こったのかちょっと脳は混乱したものの、でもとても良いものを気持ちよく買えたのですごく嬉しい。おじいちゃんは「こちらも商売なので半額でも損はしないよ」と言うてた。それはよかった。正直にありがと、win-winだね!!☺️

こちらはゆげ街道から少し登ったところにある長谷部神社

ゆげ街道を一通り見て、温泉街の中心の総湯・菊の湯のあたりまで戻ってきました。
実は山中温泉で一番やりたかったのは温泉たまごの作成。
温泉街が大好きだし温泉街で楽しめるオーソドックスなイベントを心から愛しているのですが今まで機会がなくて自分で温泉たまごを作った経験がなかったんですよね。

こちらが総湯(男湯)前の温泉卵作成エリア


総湯の男湯の券売機でたまごチケットを購入し、番頭さんからたまごセットを受け取り、いざ、男湯の前のたまごドボン湯へ・・!!

ぐわあああああ!!!!良い!!😩
この図にどれだけ憧れたことか!!

番号札をつけたカゴを沈めた後、竹の蓋をそっと閉めて後はたまごが出来上がるのを待ちます。
もう気持ちは親鳥さながらの「我のたまごたち・・🥺」という気持ち。
出来上がりは大体40分〜60分程度とのこと。
思ったよりも長かったのと、ちょうどチェックインの時間になったので一旦宿へ行くことに。

本日のお宿は川沿いの「白鷺湯たわらや」。鶴仙渓を望めるお部屋にしました。

天気が良すぎて雪がないけど、真っ白だったらすごい景色だろうなあ

40分でトロトロのたまごを引き上げようと思ってはいたが宿の部屋で一旦くつろぐと体は非常に重たくなり言うことを聞かない。たまご・・たまご・・と頭の中で唱えながらなんとか起き上がってお迎えに行くことに。
結局20分オーバーで計60分経過。

こちらは我のたまごのカゴについてる番号札です。
待っててね、たまごたち・・。

番号札を男湯の受付に持って行くとおっちゃんがお湯からカゴを引き上げる道具を貸してくれます。引き上げてウキウキでおっちゃんのとこに行くとおっちゃんが今度はたまごの殻を剥く器具とアジシオを貸してくれる。
おっちゃんがたまごを押さえてわたしが器具でたまごの上部を切り取る初めての二人での共同作業。なんて平和で幸せな時間なんだ・・。

60分でもたまごの黄身は固まりきることはなくムチっとした状態。
濃厚でめちゃくちゃ美味しい。

美味しい。いつもの温泉たまごよりも全体的に濃厚に感じてとても好み。
そのままだと食べにくかったのでまたおっちゃんのところに戻りスプーンをもらう。このおっちゃんがニコニコしてて感じも良くて本当に可愛かったんですよ。
この後ずっと総湯の前を通るたびにおっちゃんに会いたい・・と思ってしまった。

あまりに美味しくて旦那とうふうふしながら総湯のまえでたまごを食べていたら、温泉から出てきた地元のおっちゃんが私たちの横に来て他の人のたまごが温泉に沈む様をしばらく見続けた後わたしの方を向き、笑顔で「おいしそっ。」と言ってきた。
3個作った温泉たまごのうちの一つをコートのポケットに入れていたので、「えっ、おっちゃんも一緒にたべようよ。」と差し出したかったけどあまりに美味しくて分けてあげれなかった、ごめんね。すぐにもう1個も完食しました🙄

その後先ほどソフトクリームを食べた松浦酒造さんで日本酒の飲み比べ。
どのお酒も華やかで飲みやすくてとても美味しかった!普段車生活だとなかなか旦那と二人で飲める機会がないので、旅先の飲み比べめっちゃ楽しい。

ほろ酔いのまま鶴仙渓見とこうか、ってことであやとりはし方面へ。

途中の看板。お前は、カニだよ。
あやとりばし着いた!
鶴仙渓の景色

夕方になったので宿に戻ります。
たわらやは露天風呂からも鶴仙渓が望めます。
ご飯の前にお風呂に入ったけど、連休明けでお客が少なかったので大浴場貸切で非常によかった〜〜〜。

お夕飯。宿の食事の写真を撮るのが苦手なので一部撮ったものだけ・・。
品数も多くてどれもすごく美味しかったです。

満喫して1日目終了。
雪の鶴仙渓が見たいので明日雪が降って欲しいな〜

おまけ

骨董屋で購入した香炉。おっちゃんたちが仲良く将棋みたいなのやっててとてもかわいい。
九谷焼だそうです。



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