妻が親友に寝取られた話③
ハメ撮り流出事件
僕が妻の携帯を覗き見する2週間前に話は遡る。
遥はその日、いつもよく行く店のBARにいた。
本人曰く、ここではたまに会うNTR友達と情報交換等をしていたり、お互いに撮った写真を友達と見せ合いをしてワイワイはしゃいでいたらしい。
まぁ、男子にはあるあるな趣味なのかもしれない。
遥はその日、いつものように、その友達とハメ撮りの写真を見せ合いして楽しんでいたらしい。
そして遥の友人が見せた1枚の写真が遥の目を釘付けにした。
その時の会話は後から聞いたが実際こんな感じだったらしい。
遥の友人『そういえば、最近というかちょっと前になんやけどさぁ〜』
遥『うんうん』
遥友人『ネットで捕まえた女がまた増えたんよね。数ヶ月相手してたけど、急に消えて写真だけあるんよ』
遥『えー。どこの子なん?見せてーや』
遥友人『まってなー。住んでるとこは遥の近くやったハズやで!!』
遥『まじで!?紹介してーや。笑』
遥友人『いや連絡取れへんくなってん。あったわこれこれ』
遥『え?』
⋯⋯⋯
それは時が止まるのも無理もない。
そこには、遥のよく知る親友の妻の写真だった。そう、えまである。
しかもその、親友の妻はあろうことか、友達の肉棒をたっぷりと口にふくんでいる。
遥(よく似ているだけ?見間違いか?)
なんてことを遥はその時に思ったらしい。
遥『かわいいね。もっと他の写真ないの?』
遥友人『あと何枚かあるよ、これとか』
遥(⋯⋯⋯)
見れば見るほど、見間違えではない。
さらに確信づける会話が続く。
遥『この子の名前ってなんていうの?』
遥友人『えま?やったかなー』
遥『そうなんやー。俺と家近いんやったら探してみよかな。笑』
遥友人『俺もまた会いたい笑。締まりはバツイチの割に良かった。』
遥『あ、この子バツイチなんや!!』
遥友人『そうそう、旦那とは離婚したいうてたなー。なんか月に1回はウチに来てたわ。呼んだら』
遥『バツイチやったら溜まってるんかもなー笑。』
適当に会話をし、内心穏やかではない遥。
気持ちが浮き足立ったまま遥は友人と寝取りの会話を楽しんで、家に帰った。
迷い、脅迫
家に帰る途中、遥は色々考えたらしい。
今日あったことを親友に全て話すか。
何も無かったことにするか。
親友の妻に事実確認するかだ。
遥は妻の写真を友人に頼みこみ、3枚ほど入手していた。
家に帰ってから、写真を見返しても間違いない。親友の妻えまである。
そして見れば見るほど、遥は興奮した。
理性が抑えられないほどに。
遥は携帯を手に取り、LINEを開いた。
トーク相手は親友の妻えまである。
理性なんてもうとうにない遥は次の瞬間こう打っていた。
遥『よぉ!今日さツレと飲んでたんやけど、えまって友人kって知ってる?』
※以下遥の友人を友人kと表します。
妻『知ってる。なんで遥くん知ってるん?』
この瞬間、遥は分かっていたことだが、もう確信がさらに確信になった。
遥『知ってるんや。笑』
『えまさ、そいつと家に泊まってSEXしてない?笑』
いつも通り笑いながら冗談っぽく聞く。
そうすると相手に甘えが出るのを遥はわかっていた。
妻『。』
『なんで?』
シラを切ろうとする妻。
この時、遥には確信があった。
えまは後ろめたいことをしていたと。
今、エマは探っているようで隙だらけなことを。
そして遥は、友人Kから手に入れた写真を3枚、妻に送り付け、冷たい一言を文章で送り付けた。
遥『これ、えまやんなぁ?笑』
シラを切る妻に、絶対言い訳させない最善手。
聞いてはいるが、一方的な圧力という名の暴力。
妻『これ?なに?』
遥『えまさ、ハメ撮り撮られてたで。』
妻『こんなん初めて見た。撮られてるん知らんかった。消して欲しい。』
この一言のトークが、遥にとっては、妻が妻だと認めたゆるぎない瞬間だった。
遥『やっぱりえまなんや。笑』
妻『なんでこんなんあるん?』
遥『友人kは俺の寝取られ友達や』
妻『え?』
妻はこの時思考停止していた。
突然、相談相手が自分のハメ撮りの写真を送り付けてくる。
しかもテンパりすぎて認めてしまっている。
けど、強気に妻は出た。
妻『犯罪やん……』
たしかに、コレは盗撮。立派な犯罪。
妻は訴えたら100%勝利する。
けれど、言えない。出来ない。
旦那にも相談できない。
だってこの写真は、僕と付き合ってる当時の写真なのだから。
そんな事を見越した遥はさらに妻に追い打ちをかける。
遥『これさ、俺は旦那に報告しようと思う。親友として。』
『でも、その前に先に、えまにいっておく必要があると思ったからLINEした』
遥は楽しんでいた。
自分の絶対的な優位性に。
この後、妻がなんていうかも全て見透かしていた。そして、その思惑どうり、妻は動くことになる。
妻『旦那には黙ってて欲しい……』
遥『なんで?こんな写真あかんやろ!ちゃんと旦那に相談して、警察とかいけば?』
良い人ぶった遥。
しかし、その裏側では悪意に満ちいてた。
妻『旦那に話して傷つけたくない。』
遥は、えまがバツイチなこともあり、ましてや親友と付き合ってる時期にハメ撮りなんてものが出てきた。
えまが強気に出れない心を理解している。
えまのバツイチのトラウマをえぐりつけた。
とても丁寧に。
そして更に、えぐっていく。
遥『なんでこんなことしたん?』
妻『この時は、旦那とも上手くいくおもてなくて、寂しかったから。』
『でも、ちゃんと付き合ってからは会ってない。』
『消して欲しい。』
遥『そうなんや。』
『俺も複雑やわ〜』
『消すんもったいなくない?笑』
妻『イジワルしやんといてよぉ。』
攻め続ける遥。
弱りきった妻。
この後の展開なんて、もう僕にも予想がつく。
よく知った2人だ。
遥『いやだってなー?』
『旦那の嫁のこんな写真見せられてみ?』
『ビックリもしたけど、ちょっと興奮する笑』
妻『寂しかったねんもん。遥くんだってヤリチンやねんからわかるやろ?』
アホな会話をしている。
そのセリフは今の遥には火に油を注ぐようなものだ。
遥『とりあえず、旦那にいうわ!!』
妻『まって、言わんといてホンマに。お願い。』
遥は追い打ちをした。トドメの一撃とも言える。
遥『ええっー、どうしよっかなー笑笑』
妻『どうやったら消してくれる?』
妻の敗北宣言。
僕はLINEを見返した時の文章をこう思っている。
遥『じゃあ、俺のお願い聞いてくれる?笑』
妻『なに?』
今思えば、妻はこうなることを予想していて、もう内心腹をくくっていたのかもしれない。
それに逆らえないことも。
そしてその命令とも言えるお願いは次の瞬間簡単に決まる。
遥『俺にもヤラせてよ。笑』
『1回やれたら消す。笑』
妻『本気で言うてる?』
遥『俺は別に見せてもいいし、本間のこと言うていいねんで?』
『でも、黙ってくれれいうねんやったら、俺だってヤリチンやしヤリたいやん。笑』
日頃、下ネタなんか話してたりするツケがこの瞬間帰ってきた。
自業自得。
妻『恥ずかしいし、無理。しかもするとしてもどうやってするん?』
遥『じゃあ、目隠ししていいよ。笑』
『子供寝て、旦那がおらん日にそっと行くわ。笑』
妻『ええー。嫌やぁ』
実際、ほんとに嫌なのかよくわからん。
これは全てを知った今でも思う。なんなら嫌だと思ってねーだろとすら思う。笑
遥『いいん?言うても?笑』
妻『うぅ、、、わかった。1回だけでいいねんな?』
遥『あ、やっぱり3回。笑』
妻『増えてるやん。もぅ。』
このハメ撮り事件を機に、2週間後に僕は妻の携帯を見ることになる。
親友の遥に抱かれたあとの妻の携帯を。
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