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【それ意味ないよ?】就活で企業の平均年収を調べてはいけない理由
みなさんは就職するならどんな企業がいいですか?
どんな企業に就くにしても、就活の重要な判断基準の 1 つに「年収(給与)がいくらもらえるのか?」ということがある思います。
給料って自分の会社での価値みたいなものでもあるので結構気になりますよね?企業によっては Web サイト等で社員の給料を公開しているところもあるので、調べる方も少なくないと思います。
結論を言うと、企業の平均年収(給与)を調べる意味はありません。正確には、平均年収を自分の就活の大きな判断材料に使ってはいけません!
理由は、それは「平均でしかない」ということです。
「みんなの平均だから、それぐらいもらえるってことじゃないの?」
こう考えたあなた!
これは場合によって正しくもあり、間違いでもあります。
例えば、
【平均年収 400 万円の A 株式会社】
【平均年収 600 万円の B 株式会社】
あなたはどちらに就職したいですか?(給料以外は全く同じとします)
これだけ見ると、B の方がいい条件のように感じますよね?
では、もう少し会社の実態を仮定してみます。
A には 4 人の従業員がいて、4 人全員が同じ 400 万円をもらっています。
B にも同じく 4 人の従業員がいて、3 人が 200 万円、1 人が 1,800 万円もらっています。
こうするとどっちがいいでしょうか?
「俺は優秀だから高給取りに選ばれる自信がある!」という強強メンタルの方は B を選ぶかもしれませんが、B の場合は入社してもおそらく 600 万円もらえることは難しいことが予想できます。
年収(給与)を就活の判断材料にすることは重要なことだと思います。しかし、平均値のみをデータとして利用すると、自分の思っていたことと現実がかなり違っている可能性があります。
平均値は日常生活においてもよく使われる指標の 1 つであるため、何の抵抗もなくみなさん受け入れてしまうかもしれません。しかし、平均値は単にデータの総和をデータ数で割っただけの数字であるため、突出して値の大きいデータ(反対に小さいデータ)の影響がとてもよく表れてしまいます。
重要なのは、平均値だけでなく最大値や最小値、中央値、最頻値、標準偏差などを利用することです。しかし、これらは公開されていない場合が多いと思うので難しいですね。
みなさんに伝えたいことは、
「平均値は、データを歪めて表現してしまうことがあるため注意が必要」
ということです。
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