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【大学受験】志望理由書を書こう! 下準備編 自己分析ー①

 皆さん、こんにちは。えむ@非常勤講師&大学受験アドバイザーです。
 今回から複数回にわけて大学受験、とりわけ総合型選抜入試や学校推薦型選抜入試等で出願の際に必要になる提出書類についてまとめていきます。

 提出書類は各大学・学部で様々に異なりますが、ほぼ100%必須のものがあります。それは「志望理由書」です。


■志望理由書を書く前に

 多くの生徒さんにとって、志望理由書はいきなり書けと言われてスルスル書けるものではありません。

 走るにしても、いきなりそのままの格好で走り始めるのではなく、服を着替え、靴も履き替え、準備運動をしてから…というのが普通ですよね。志望理由書も同じです。

 では、志望理由書を書き始める前の準備とは?それは簡潔にいうと「自分を知る」ということです。過去・現在・未来の自分をしっかり認識すること。それが志望理由書の基礎となります。

■自分の将来を思い描こう

 過去・現在・未来の自分の中で、まず行ってほしいのは、自分の将来の夢や憧れ、取り組んでみたいことなどを明確化することです。

 私は指導の際、A4用紙1枚のシートを用いて生徒さんに書き込んでもらうようにしています。そのシートにはいろんな項目を設定してあって、時間をかけてじっくりと取り組んでもらいます。ポイントは、できるだけ具体的に表現すること。

■夢・目標が明確な場合 

 明確な夢、目標を持っている場合は、なぜそのような夢、目標を持つようになったのか、そのきっかけも探り、書きましょう。そのうえで、自分が将来どのように活躍し、社会に貢献したいかを書きましょう。

 きっかけはごく個人的な体験でも構いません。むしろその方がユニークさと説得力がありますね。ある一つの体験や出来事をきっかけに興味関心が芽生えたという、自分だけの物語を作ることが大切です。

■将来の夢・目標が定まっていない場合

 自分はまだ将来やりたいことが決まってない…。そのような生徒さんは多いです。これには二つのタイプがあります。

 一つは「自分が何がしたいのかわからない」タイプ。どの分野・職業についても、これと言ってまだ強い関心や思いを持てないでいる場合です。
 
 もう一つは、逆に「いろんな分野・職業に関心があって一つに絞れない」タイプです。知的好奇心が旺盛で、もう少し社会を広く学んでから自分の道を決めたいと考えている人がこのタイプに該当するのではないでしょうか。

 いずれにしても、いま特定の何かを決めることができないでいる生徒さんは多くいらっしゃいますので、心配は不要です。

 今回は少々長くなってしまったので、「将来の夢・目標が定まっていない場合」の志望理由書作成の準備(そう、まだ準備段階です(^_-))については、次回にまとめます。

※大学入試共通テストまで
4日
不安な気持ちが出てきたら、まず深呼吸。温かい飲み物でも飲んで、もうひと頑張りしましょ(^_-)

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