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【大学受験】志望理由書を書こう! 下準備編 大学研究④ー学際教育

 皆さん、こんにちは。えむ@非常勤講師&大学受験アドバイザーです。

 前回は、志望理由書を書く下準備、大学研究③として、少人数教育についてとそれを謳う大学についてまとめました。

 今回はその続きで、大学・学部の「売り」、その④「学際教育」についてまとめていきたいと思います。


■学際教育とは何か

 「学際教育」とは、学問や研究が、複数の異なる領域にまたがっているものを指します。ある一つの目的・問題に対して、複数の隣接学問領域が協同して研究するという場合も同様です。

 高度に複雑化・巨大化した現代社会においては、ある一つの領域、あるいはある一つの方法論だけでは対応できない問題が無数に存在します。例えば、地球温暖化、生物多様性の維持、貧困の撲滅、経済の活性化…。
 
 それらはいずれも、環境のみ、経済のみ、といった単一の領域での学びでは対処できない多くの問題が絡みあい、しかも人類全体に影響を及ぼし得る社会課題ということができます。

 上記の課題を解決するために、関連する複数の専門領域が協力して学び、解決策を考えていくということが重要になってきたのです。

■学際教育に力を入れている大学

 幅広い学部を持っている総合大学がやはり強い印象です。また、大学の「売り」として最初に挙げたリベラルアーツ教育は、人文・社会・自然科学を広く学んでいくという内容ですので、まさに「学際教育」といえるでしょう。

 ですので、ここではリベラルアーツ教育で紹介した大学以外の2校を挙げます。以下の大学はそれぞれ学際的な研究に取り組む研究所を有しています。

①東北大学【宮城】
 東北大には「学際科学フロンティア研究所(FRIS)」があります。この研究所は「先端的学際研究の推進」、「若手研究者の育成」、「学内学際研究の発掘」をミッションとしているそうです。


②大阪大学【大阪】
 大阪大学も、14研究部門・3センター・1協働研究所からなる「大阪大学先導的学際研究機構」を平成29年に設置しています。ここは専門分野の集約、異分野融合による新たな学問領域への発展等々、革新的イノベーションに挑むことをその目標としています。


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