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学校推薦型選抜入試って何? その②

 皆さん、こんにちは。今日も今日とて寒いですね。
 前回は大学入試の特別選抜入試のうち、「学校推薦型選抜入試」の「公募制」と「指定校制」についてまとめました。
 総合型選抜入試と比較して、学校長からのお墨付きを得て挑んでいくタイプの入試ですので、合格の可能性はかなり高くなります(後者の「指定校制」なら、ほぼ100%と言ってもいいかも)。
 さて今回は、学校長からの推薦をどのように得ることができるのかについてまとめてます。


■推薦を得るために必要な「評定平均値」

 学校長の推薦を受けるにあたって最も重要なのは、もちろん学習成績です。
 高校側が作成する「調査書」の、「全体の学習成績の状況」と呼ばれる項目がいわゆる「評定平均値」になります。
 これは、一年次から三年次の一学期(学校によっては「前期」)までの全教科・科目の成績の合計を、すべての科目数で割った数値です。

■どのくらいの評定平均値が必要か

 この評定平均値は以下のように区分されています。
  A:5.0〜4.3
  B:4.2〜3.5
  C:3.4〜2.7
  D:2.6〜1.9
  E:1.8以下

 この左側のAからEまでが「学習成績概評」、右側の数値が「評定平均値」です。
 国公立大では評定平均値が4.0以上、あるいは学習成績概評がAの者、と定めているところが多いです。
 一方、私立大はもう少し緩やか、というかバラエティに富んでいます。もちろん、慶應・早稲田・上智等の難関私立大は、国公立大同等かそれ以上のハイレベルな評定平均値(それにプラスアルファして様々な資格)を定めていますが、中には評定平均値3.3以上、概評がC以上と、それほど高くない大学・学部もあります。 

 自分の志望する大学・学部が推薦制を実施しているのかどうか、公募制なのか指定校制なのか、どのくらいの評定平均値を定めているのか。
 気になる進学先を見つけたら、まず上記の点を調べてみるといいですよ。

 その他、知っておきたい学校推薦型選抜入試の特徴については、次回まとめていきます。

大学入試共通テストまで
あと16日
今日も平常心で淡々と。やるべきことをやりましょう(^_-)

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