国際バカロレア(IB)って何?
皆さん、こんにちは。
まだお屠蘇気分が抜けきっていない、えむ@非常勤講師&大学受験アドバイザーです。
平日のnoteは再び通常モードに戻りまして、大学受験に関連した情報のまとめをしていきます。
さて、今回のテーマは国際バカロレア(IB)です。
■国際バカロレア(IB)とは
国際バカロレア(International Baccalaureate)とは、ジュネーブに本部を置く国際バカロレア機構が全世界に提供する国際的な教育プログラムです。
とりわけ、16〜19歳の学生に提供される2年間のコースを「IBディプロマ」といい、このコースを履修することで国際的な視野で活躍するための能力やスキルを育み、世界中の大学に進学する際に使用できる入学資格(国際バカロレア資格)を得られます。
IBディプロマの具体的内容は、以下の文科省ホームページ内のIB教育推進コンソーシアムに詳細がありますが、難易度はかなり高いと言われています。
■国際バカロレア認定校
1968年にスイスのインターナショナルスクールで始まったこのプログラム、2023年1月の時点で世界159以上の国や地域の約5900校が認定校とされているとのこと。
日本では全国で約160校が認定校になっています。世界でも日本でも、少しずつその数が増えているという状況です。
先に挙げたリンクのIBコンソーシアムのホームページ先でIB認定校の一覧が確認できます
そのような状況を踏まえ、日本国内の多くの大学でこのIBを用いた入試制度が広まりを見せています。
例えば以前紹介した上智大学などのように、積極的な導入が行われています。以下のリンク先でIBを活用した入試を導入している大学の一覧が確認できます。
https://ibconsortium.mext.go.jp/ib-japan/admissions-policy/
■IB生の現状
私が受験指導で関わる生徒さんの中にも、このIBを履修している方はいらっしゃいます。海外の認定校の生徒さんもいれば、国内の認定校の生徒さんもいて、やはりこの制度の広がりを感じます。
ただやはり冒頭にも述べた通り、このプログラムはかなり難易度が高く、特に海外認定校に通われてIB資格を取得した生徒さんは、いずれも非常に優秀でしたがそれなりに大変だったと言っていました。
また、国内の認定校に通われて資格取得した生徒さんも、もちろん並大抵の努力では難しかった、でもこれを取得できたことが大きな自信となった、と自分の成長を実感していたようです。
海外居住の方、国内でどのような高校に進学しようか悩まれている方にとって、国際バカロレア認定校への進学とその履修は1つの選択肢となりうるかもしれませんね。
※大学入試共通テストまで
8日
いまこそ君の底力を見せるとき!(^_-)