ピアス体験記。

ピアスを開けた。

センタータンとスクランパー。ずーっと開けたかったけれど喋れなくなるのがまずくて開けられなかった。ようやく時が満ちて病院に開けに行った。

すっごくインスタ映えしそうな院内で受付はギャルみたいなお姉さん。怖かった。
開けてくれた先生も金髪で緩かった。麻酔をする時が1番痛くてこの痛みでピアス開けられるんじゃね？と思ったけどじんわり感覚が消えていった。あのよくわからない物質を体内に入れている事実が1番怖かった。
開ける瞬間は痛みも全くなくスッと終わった。スクランパーから開けてもらって牙のようなファーストピアスを通してもらったら、すっごく可愛い看護師さんに可愛いって言ってもらえた。それだけで幸せだった。先生は怖い〜ドラキュラだ〜とか言っててゆるゆるだった。

開けてから1時間は痛みもなく本当に痛くなるのか？とたかを括ってサイゼにご飯に行ったら大後悔。スープとティラミスとにんじんサラダを頼んだはいいもののティラミスが痛い痛い。口の中に広がっていくのが良くなかった。泣きながら葛藤したら飲み込みが早いことが功を奏したのか、食べ方がわりとすぐ分かった。頭が良いんだなあ私と自画自賛しつつなんとか食べ終えた。

断食禁煙禁酒❗️とツイートをした直後にどうせ痛みは変わらんぞと一服した。ところがびっくり煙草を吸う力もなくなっていたのであった。全然煙が入ってこなかった。今なら非常に上手いクールスモーキングが出来ると閃いた。あの時残ってた金ピ吸っとけばよかったな。

話し方も滑稽。当日ちゃんと話したのは1人だけだけれど、もう下手すぎて恥ずかしかった。人によっては苛立ちを覚えるんじゃなかろうかと思った。恥を晒してしまいすみませんでした。この場を借りて謝罪させて頂きます。

でも、それでもやっぱり開けて良かった。
鏡を見るのが楽しい。
あ、開いてるんだなって口内に光るピアスを見て幸せになれる。あんまり私のことを知っている人以外には見られたくないけれど、でも見てほしい可愛さ。
あと、マスクで隠れてるけど実はピアス開いてるっていう謎の優越感。あの子が口にピアス開けてるんだって思われたい。そう思われるような人間を目指してたことを思い出した。

舌ピを開けるとご飯を食べるのも下手になるし上手く話せないから本当に幼児退行します。恥ずかしいです。それでも可愛いので開けて良かったなと思ってます。二つ開けてもらったにしてはわりと安かったしね。

リップも開けたいけど流石にバレるのが怖いので保留かな。とりあえず開けたいところは制覇したつもり。お臍もありだなと思ったけれどそういえば脱毛してたな私と思い直した。開けられるのは2年後くらいかなあ。ヴァンパイアとかも開けてみたいけどね。誰かピアッシングしてください。お願いします。

今日でピアスを開けて6日目。そろそろセカンドピアスに変えたいな。早く滑舌治ってください。