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会社に着いたら足元に秋が。(多分私が連れてきた)
暦の上ではもう冬ですが、自然はもうしばらく秋の装い。
今年の秋は随分早く通り過ぎたような気がするのは、私が例年とは違う過ごし方をしていたからでしょうか。
そうでないにしても季節ってわりと早く過ぎ去ってしまうものですが、この秋を振り返ったときに思い出したのは、秋なのにまだ暑いと言っていたこと。
ようやく冷え込んだと思った瞬間、街中はライトアップ激しく、早くもクリスマスムード。秋だな~と感じたのはスタバの新作食べた時だったりして、意外とザ・秋を感じられる瞬間って今の自然界でも少ないのかもなと思います。季節もグラデーションのように移ろいゆくのです。
こういう話聞いたことあるな、と思ったら色もそうでした。
パーソナルカラーの観点からも「ザ」を見つけるのは結構難しいのです。こないだも私は秋と思ったら絶妙に春のカラーを選んでいたわけで、春っぽい秋とか秋っぽい冬とか、なんともいえない色も日常には溢れているのです。それは当然といえば当然のことであり、色の難しさであり、大きな魅力であります。
パーソナルカラーを、色を判断するというのはまさに職人技です。生まれてからずっと目にしているはずの日常の色なのに、私は全然色のことを知らなかったわけです。この仕事を選ばなかったらこの先も通り過ぎて生きていただろうと思います。街中の木や花に目もくれず、空を見上げることもなく、「ただあるもの」としていたのだろうと。
世の中って、実はそういうふうに出来ています。赤い車が欲しい人は赤い車を毎日見てるし、流行りの店を知っている人はそういうものにすごく敏感。でも長蛇の列の出来ているあの店の名前を私は知らない。私は今色を学べることが、楽しくて幸せです。