【米国市況】今週の主な注目予定(7月6日)
1.「7月6日」PMI(購買担当者景気指数)
6月の総合PMIは51.2の予想であり、5月の総合PMIと同じ指数である。
PMI値が50を上回ると景気拡大(回復)、50を下回ると景気後退の判断ができることもある。
PMIに関して先週の記事で少し詳しく書きましたので、もし良かったらお読みください。
2.「7月6日」JOLTS(求人労働異動調査)
全米の労働力不足に関する労働需要面を採用側から見た指標である。求人数のほか、求人率、採用数、採用率、離職者数、離職率も公表している。
5月は1,100万の求人件数の予想、4月の1,140万件と比較して若干減少。
直近で解雇する企業も増えてきているので、5月の求人件数は1,100万割ったり、1,000万前後の件数が発表されたら景気後退へ大きく前進してしまう。
3.「7月6日」6月に開催されたFOMC議事録公表
注目ポイントは2022年末での政策金利利上げである。恐らく今年は最低で3.75%の利上げが実行されるでしょう。
最終利上げが高ければ高いほど、株式市場の底入れが遠ざかってしまう。
議事録には明確に記載はないだろうが、7月の利上げが0.75%になるのか、9月以降の利上げは少し落ち着くのか。ここら辺を察知したいと思う。
4.「7月8日」6月雇用統計
6月の雇用者数の予想は250,000人増。前月は390,000人増だった。
失業率の予想は前月の実績と同じ3.6%である。
平均賃金の前年対比予想は5%増(前月は5.2%増)、前月比の予想は0.3%増(前月も0.3%増)。
前月比が0.5%増を上回ることがあれば、株式市場は大きく荒れるでしょう。これは年間ベースで6%超えになってしまうので、利上げ懸念で景気後退がより現実的になるでしょう。
ご興味のある方は5月雇用統計に関する記事をお読みください。
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