6年間誰にもバレずに、とある病気を克服した話。①
『会食恐怖症』って知っていますか?
おそらく、なにそれ?と思う方がほとんどですよね。
あまり知られていない精神疾患ということもあり、理解してもらうのも難しいと思っていたので、私がこの疾患であることを、両親にも、主人にも、仲の良い友人にも誰にも言えずに苦しみ、6年間が経過しました。
今は、症状が出ることもほとんどなく、落ちついてきたので、ここに自分の過去の記録として残したいと思います。
「会食恐怖症」とは、
人前でご飯を食べるときに不安や恐怖を感じて、動悸や吐き気、顔面蒼白、手の震えなど様々な症状が出てしまう病気。社会不安症の一つに分類されています。
私がこの病気になったきっかけは社会人になった1年目の時でした。
仕事の外出先で上司と食事をすることが多く、その日もいつものように上司とランチをしていました。
すると・・・若干の吐き気や腹痛が。。。
私は、高校まで強豪校でスポーツをしており、「ご飯を残すことなんてありえない」という世界で生きてきました。
しかも上司との食事はお金も払ってもらうので、残すなんて、なおさらありえない!!そういう意識がすごく強かったんです。
なのに・・・吐き気や腹痛で目の前の食事に一切手がつけられず、「どうしよう」という焦りなどで動悸もしてきて、手も震え出して若干のパニック状態に。
上司には「どうしたの?具合でも悪い?」と聞かれましたが、心配もかけたくないし、あまり大袈裟にもしたくなかったので、「ちょっと今日は朝から少しだけお腹が痛くて〜あんまりお腹空いてないんです〜」なんて言いながら、なんとかその場をやり過ごしました。
もう冷や汗びゃーびゃーです(笑)
その日の出来事がトラウマになって、それから誰かと食事に行くことがとっても怖くなってしまったんです。また、食事に出かけてもご飯が全然食べられなくなってしまいました。不思議な病気ですよね・・・
でも、社会人になると新しい出会いなどもたくさんあったりして、自然と誰かと食事に行く機会は増えます。
初めは怖いけれど断る勇気もなく、行っていました。でもいつも恐怖と戦いながらで全然楽しめませんでしたし、やはり食事も全然食べられませんでした。
せっかくの楽しい会食の場なのに、「どうしたの?」と心配をかけてしまったり、気を遣わせてしまったり・・・場の空気を壊してしまいそうで・・・それが嫌で嫌で、落ち込み、またそれが怖くて精神的に病み、またご飯が食べられず・・・という負のスパイラルから抜けられませんでした。
そんな地獄すぎる病気をどう克服したかは・・・
次の記事で詳しく書きますね^^
〜 続く 〜
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