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#1 さぁ、どうする?

  1. ばあちゃん家

  2. 人生初めての伐採作業!


ばあちゃん家

ある年の3月、久しぶりに新鮮な竹の子が食べたくなり、田舎のばあちゃんの家に行ってみました。

昭和8年に建てられた家は、白アリと老朽化のため取り壊す必要があり、土地だけになっていました。
高校生までは、よく夏休み、冬休みなどの長期休み、そして週末などはよくばあちゃんちに泊まりに行っていました。
祖母が高齢になり、我が家に同居するようになった頃、父が定年後の暇つぶしに家庭菜園などをするようになって、毎日通い楽しく過ごしているようでした。
実家からばあちゃんの家までは車で10分ほどの高台にあり、自然豊かで静かな場所ですが、数年ぶりに訪れると少し様子が変わっていました。

入り口から奥まで100mくらいはあるかもしれません。
入って30mほど進むと、細い竹が生い茂り、続く竹林も茂っていました。
久しぶりすぎて驚きましたが、畑が無くなり雑草と竹が生えている光景にビックリしながらも、竹の子を掘って茹でて持ち帰りました。

掘りたてをすぐに茹でて持ち帰り、煮付けにするととても美味しかったです!
食べながら、以前の光景を思い出していました。
父が家庭菜園にしてから、じゃがいもやグリンピースなどが元気よく実り、よくもらって帰っていました。
実のなる木もいっぱい植えてあった記憶がありました。
楽しかった思い出などが、うっそうとした光景に変わってしまい、悲しい気持ちになってしました

その頃の父は、心臓が弱り開胸手術をしたこともあり、以前のような作業はもうできなくなっていました。
それもあり、あんなに荒れ果ててしまったのだなと思った翌月、当時の彼と一緒に折りたたみ式 のノコギリを買ってばあちゃんちに向かいました。


うっそうとした竹の林

人生初めての伐採作業!

細い竹はビッシリ生えていました。
彼と二人でモクモクと細い竹を倒していきました。
直径1.5㎝くらいの細い竹ですが、密集して生えており、うっそうとした中を少しずつ切り倒し、進んでいきました。
その中から、柑橘系の木が出てきて、ロクに日も当たらないのに3つほどできていました。木に品種のタグが付いているの見ると【不知火】とありました。

おばあちゃんちは、600坪ほどあり、当時は月に1回のペースでしか行けなかったので、作業をやってもやっても中々終わらず、終わったと思って次の場所をしようとすると前回の場所に草が生えているというイタチごっこでした。
そして、また竹の林の中から栗の木や梅の木が発見されました。
日が当たらず、細竹の中に埋もれていても大きい実の梅を実らせ、それが完熟して地面に落ちている様子は、可哀そうでした。

ポンカンの木やキンカンの木も出てきてやっとまともに日が当たるようになりました。一体、何年間をこの竹林で生きてきたのでしょう。。。

ジャングルのような細い竹のエリアの伐採は終わりました。
が、次なるエリアには直径4センチほどの本格的な細竹が生えていました。
そう、ほんの一部が終わっただけでした。






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