英語力ゼロが海外へ留学して体験した恐怖3選
私は2019年7月から2020年の4月まで、カナダのトロントという場所に住んでいました。
私の住んでいたトロントという都市は、留学地として人気が高く、移民も非常に多いです。
住みやすいランキング上位の常連、渡航前に散々情報収集していたにも関わらず、予想だにしなかった恐怖体験を何度も経験しました。
その中の3選を当記事で紹介します。
留学等で海外に行かれる方は当記事を読んで、私と同じような目に遭わないように事前に対策してほしいと思います。
1.英語力ゼロから海外へ留学して体験した恐怖3選
・住む場所が一時的に無くなったこと
カナダ内で引っ越しを考えていた際に偶然、仲の良かった友人が日本へ帰国するとのことで、その友人が住んでいたシェアハウスを紹介してもらいました。
そのシェアハウスは、ダウンタウンのど真ん中の高層マンションで、しかもジム付き。家賃は月5万円で格安!
超好条件だったので、すぐにそのオーナーに話を通して当日中に内覧。
3日後に前金を支払う、1週間後には居住開始の約束まで取り付けました。
そしてその2日後。
友人から突然、連絡が来ました。
「あれ?あの家住むんじゃなかったの?」
「あの部屋、今日別の人が内覧にきて、前金も払って契約したらしいよ。」と。
そのオーナーとは内覧時に連絡先を交換し、エビデンスとして内覧時に約束した内容を全てテキストで残していました。
それでも、オーナーは別の人間と契約を交わしてしまったらしいのです。
しかし、ここで問題発生。私は、既に住んでいたシェアハウスの家主に、「来週に家出るから!」と伝えていて、その家主は来週から僕に変わって住む人を見つけてしまっていたのです。
つまり、来週から住む家が無くなってしまったのです。
ちなみに、そのオーナーからは一切連絡がなく、謝罪も何もありませんでした。
・入国直後、手配したドライバーが来ない&エージェントと連絡がつかない
私は代理店を通じて入国後に空港からホームステイ先までのドライバーの手配をしていました。
カナダ入国後、約束された場所に行きますがドライバーが居ません。
「まあ、しばらくすれば来るだろう。」と思いますが、全く来ません。
1時間待っても来ません。
埒が明かないので、公衆電話を使って、エージェントから事前に聞いていた緊急連絡先に電話をしました。
しかし全く通じません。3つの連絡先を緊急連絡先として聞いていましたが、全て無反応。
「もう諦めて自力で目的地まで行こうかな。」と考えていたのですが、空港内のWi-fiの調子が悪すぎる&空港内でSIMカードが販売されておらずインターネットに接続できない状態で、行き方が一切わかりませんでした。
何度もかけてようやく通話に出たと思ったら、その方は現地の人間で英語しか話せない、しかも既に退職されていた方でした。
その方が非常に優しい方で、退職している、私の英語がたどたどしいにも関わらず、音信不通だったエージェントとなんとかやり取りをしてくれて、結果、ドライバーと合流することが出来ました。
空港到着からドライバーと合流までに合計6時間。
ドライバーと合流出来なかったのは、エージェントがそもそもドライバーを手配していなかった、ことが理由だそうです。
現金を持ち合わせていなかったら、空港内に公衆電話が無かったら万策尽きていました。
・不法入国扱いになったこと
実は、入国直後にもう一つ問題が発生していたのです。
それは、ワーキングホリデーで入国した際、空港内の移民局に行く必要があるのですが、それをすっ飛ばして空港外に出てしまったことです。
その結果、ビザ無しで入国したことになっていたのです。
僕が入国前に十分に調べて居なかったのが悪いのですが、他のワーホリで滞在していた日本人は全員エージェントからその手続きに関して十分に説明を受けていたそうです。
しかし、私の使っていたエージェントはそのような情報は与えてくれず、「行けばわかる。」としか聞いていませんでした。
また、私の当時の英語レベルでは、入国審査官が何を言ってるのかわからず、また他の従業員に聞いても、「わからない、とりあえず外に出ていいと思うよ。」と言われてしまって、その言葉を鵜呑みにしてしまいました。
不法入国扱いのまま過ごすのは完全にアウトなので、どうにかして入国手続きをもう一度行う必要があったのですが、そのためには一度国外へ出た後に入国する必要があります。
たまたま入国から一か月後、アメリカのデトロイトに友人と行く予定が出来たので旅行ついでにワーキングホリデービザの発行に再度チャレンジすることになりました。
楽しく旅行をして、アメリカからカナダに帰国しようとした際に問題発生。入国審査官に「なんで違法入国してんの?とりあえず移民局に来い。」と言われ、私一人だけ連行されました。
移民局の方は凄く怒っている様子でしたが、当時の英語力では何を言っているのかさっぱり。
この時は流石に「今から日本に強制返還させられるのかな・・・。」とビクビクしました。
見かねた移民局の方が、旅行を共にしていた友人を連れてきてくれました。
その友人は日本語、英語共にネイティブだったので、私の事情を全て英語で代わりに説明、その結果、なんとかビザの発行に成功しました。
英語で尋問されるのは今まで生きてきた中で一番の恐怖でしたし、「もしその友人が居なかったらどうなっていたんだろう・・・。」と想像すると今でも背筋が凍ります。
以上、私がワーキングホリデー時に経験した恐怖3選でした。
正直、他の方と比べて不測の事態に出会っていた方だとは思いますが、決して例外ではありません。
私の友人だと、「住んでいた家が、帰って見たら売りに出されていた」とか、「同居人が違法滞在者で、警察が家に押し寄せてきた」とか、日本では信じられない話が当たり前のようにあります。
どんなことにでも対処できるよう、海外では必要以上にリスク管理を徹底することをおススメします。
この記事が好評であれば、今後もワーホリ関連の記事を定期的に投稿していこうと思います。