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音声入力で小説を書く、続き

前回のまとめ:
凡人はテクノロジーで下駄をはきたい

利用ツール

ios(siri)とsimejiと両方使ってみた感じですが、あまり変換クオリティは変わりないように思います。

PCから使えるgoogle音声入力は結局使いにくいので利用していないです。

simejiは最近不安定だし広告も出るので、iphoneならiosの音声入力がやっぱり使いやすいかと思います。

上記をメインに数ヶ月小説を書くために音声入力を利用してみたところの所感です。

デメリット

登場人物名を変換しにくい

一般的な同音異義語などは文脈で判断してくれるので実用に足る程度の正確性はあるように思います。

ただし、辞書登録をしていても、固有名を正しく音声入力から変換するのは非常に難しいです。

小説の場合、文中に登場人物名は頻出するのでやっかいです。「彼」「彼女」でひとまず入力するという方法もあります。

記号が入力しにくい

せりふも頻出するもののひとつですが、記号の入力が面倒です。「かっこ」「かっことじ」と発言する必要があり、たとえば「え?」といった短い会話文の場合、手入力の方が早いです。

かっこに関しては一太郎で入力補助があるので(自動で改行やかっことじを入れてくれる)テンポ良い短い会話文だけを入力するならキーボードからそちらを利用した方がむしろ早いです。

改稿作業には使えない

一部文字を削って再入力といった作業は音声入力では難しく、一気に入力をするという場面しか向かないため、基本的に初稿作成のためにしか利用できません。

初稿執筆は小説を書くことのごく一部に過ぎないので、利用できる場面は限られると言えます。

恥ずかしい

文章を音声入力しているときには、少なくとも部屋で一人でないと無理です。

しかしR18シーンはさすがに一人であっても、声に出すこと自体が恥ずかしく、音声入力の利用が憚られます。

メリット

入力速度はやっぱり早い

寝る前に頭の中に思いついたものをとりあえずメモしたい、考えついたプロットを吐き出しておきたい、というときなどには圧倒的に便利です。

具体的にいうと、ゆったり作業しても1時間あたり5~6000字くらいのペースで入力が可能です。たぶん、頭の中で考えたことをもっとうまく発語できるようになれば、より早くなると思います。

気軽に入力を始められる

PCの電源を入れて、さて作業をと思いつつネットサーフィンをしてしまう経験は誰にでもあると思います。

音声入力は思いついたときにぱっとアプリを起動して入力できるので、日々こまめな執筆に向いています。

やる気を出すコツはやってみることだなどと言いますが、とにかく手をつけることは何よりも有効だと思います。

せりふが入力しやすい

実際に口に出すので、自然な話し言葉を入力することが可能です。

逆に、リアル度合いの低いキャラクタの会話だと難しいかもしれません。

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上記が今のところのまとめです。

使用場面は限られるものの有効であることは確かなので、プロット作成や初稿作成に使用し、キーボードを利用して改稿というのが現実的な使い方かと思います。

ツール次第で変えられるものはどんどん変えていきたいので、これからも色々試してみたいです。何か役立ちそうな知識やツールなどあればぜひ教えて下さい。

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