ギター語呂合わせあれこれ

皆さんこんにちは!
仕事でいろいろと忙しくしていますが、こういう時こそ曲のネタが湧いてくるものです(笑)

本日のおしながきは、以下の通り
1 結局暗記は語呂合わせ
2 ギターのチューニング
3 マイナーペンタの度数
4 メジャースケール上のコードは「飛びます飛びます」
5 五線譜上の3つのFACE
6 モードを覚えたければ「井戸を振れ」

それでは、ひとつずつ見ていきましょう。

1 結局暗記は語呂合わせ

仕事でも趣味でも、最低限の暗記は必要です。受験勉強研究家の和田秀樹氏は「受験勉強成功の鍵は、記憶力と要領」と言っています。
これを簡単にしてくれるのが語呂合わせです。

「語呂合わせは小手先のテクニック。本質を理解しなければ意味は無い!」と仰る方もいらっしゃいます。確かにその通りなのですが、「時間をかけずに次のレベルへ行きたい」のであれば、語呂合わせを使って効率的に覚えていきましょう。
また、暗記する際は語呂合わせでも、それを活用していく中で、徐々に「単なる暗記を越えた本質の理解」していく事も可能です。中にはしょうもないものや既出のものもありますが、ひとつずつ解説していきます。

2 ギターのチューニング

皆さんは、ギターのレギュラーチューニングの順番は、即座に言えますでしょうか。
6弦から1弦にかけて
「家でジビエ(E, A, D, G, B, E)」
ですよ!

ジビエとは、ジビエ料理(鹿とか熊とか食べるやつ)のことです。フランス料理なんかでよくありますよね。私はあまり食べた事はありませんがね(笑)
これは、YouTuberの中前義晴さんの動画で知りました。これなら忘れませんよね😌

3 マイナーペンタの度数

マイナーペンタトニックスケールの度数は
「日差し来ない(1度、短3度、4度、完全5度、短7度、1度)」
です。

マイナーペンタトニックスケールは、ナチュラルマイナースケールから2度と短6度を抜いた音階(メジャースケールから4度と長7度を抜いた音階)のため、「ニロ抜き音階」とか「ヨナ抜き音階」とか言われたりします。
他方、これを、上記の日差し来ない(1度、短3度、4度、完全5度、短7度、1度)で覚えてしまいましょう。「売れないミュージシャンが、日差しの来ないボロアパートでブルースを弾いている」イメージです(笑)。

4 メジャースケール上のコードは「飛びます飛びます」

メジャースケール上で使えるコード(トライアド)は、以下の通り。
I, IIm, IIIm, IV, V, VIm, VIIm(b5), I
これをどう覚えるか…簡単です。

故コント55号の坂上二郎さんの、「飛びます飛びます」の手を両手で作ってください。そして、その両手を並べます。ここで大事なのは、左からの、立っている指と寝ている指の順番です。
立っている指=メジャーコード
寝ている指=マイナーコード

という事なのです。
VIIm(b5)だけ要注意ですが、使用頻度はそれ程高くありません。これをVIIdimと覚えても差し支えありません。

↑これを知っていると、アルペジオ系の耳コピや、作曲にかなり便利です。
これまたYouTuberのいちむらまさきさんが、動画で説明していらっしゃいました👍

5 五線譜上の3つのFACE

苦手なギタリストも多い、五線譜の話です。これは、以前にも記事で書いたことがあります。
(今回の解説は、ト音記号の場合です)

五線譜を、「4行のマスが縦に並んでいる」と見立てて下さい。
それらのマスを下からFACEと読みます。
これなら忘れないでしょ?(笑)

では、五線譜の外の棒はどう読みますか?
安心してください。同じ方法が使えます。
まず、下から。
五線譜の下に、3本の線を引きましょう。1番下の線から、それぞれの棒を、マスの読み方と同様に下から上に向かって「FACE」と読みます(ここでのEが五線譜の1番下の壁と一致します)。カンタンでしょ?(笑)

それでは、残るは五線譜の外の「上の棒線たちの読み方」です。
五線譜の上の外に3本の線を引きます。
五線譜の1番上の壁から上に向かって、それぞれの棒に「FACE」と当てはめることができます。

実は、こんなに簡単なんです。誰も教えてくれなかった五線譜の読み方、もう大丈夫ですね!(笑)

「五線譜なんて、読める必要あるの?」と疑問に思う方は多いと思いますが、私は必要だと思っています。基本的に、ギターのポジションを覚えるのは、私もTAB譜で構わないと思います。何故ならギターは「1つの音を出す為のポジションが複数存在する」からなのです。

不便に思うかもしれませんが、ギターがこれだけ普及し、現代音楽で欠かせない役割を手にしたのは、同じ音を出すのでも、使い易いポジションを選べる利便性や創造性に因るところが大きいのです。

他方に、ギターを弾いていると、セッション等で他の楽器と合わせるケースは多く発生します。また、TAB譜では音の高低差がわかりません。そこで、五線譜を読めるようになる必要があるのです。

それでも、もう五線譜は怖くないですね!

6 モードを覚えたければ「井戸を振れ」

モード、と言うと何やら難解なイメージを持たれた方は多いと思います。ここで、モードについての簡単な説明をします。

Cメジャースケールがあります。

これを、Cからスタートして、最後のCまで順番に弾いてください…
普通の「ドレミファソラシド」ですね。
これを「Cイオニアンスケール」「イオニアンモード」と言います。

次に、さっきの音階を、Aから次のAまで弾いてみましょう。
何だか暗くなりましたね。所謂「Aマイナースケール」です。
これを「Aエオリアンスケール」「エオリアンモード」と言います。

同様に、Dから開始すると、スティーヴ・ヴァイっぽくなります。これを同じように「Dドリアンスケール」「ドリアンモード」と言います。
このように、1つのドレミファソラシドを、開始する順番で印象も呼び方も変わっていきます。これを「モード」という訳です。

こんな話をすると、これまた覚える事が増えたと泣き事が聞こえてきそうですが、何も難しい事はありません。語呂合わせでいきますよ!

モードの覚え方は「井戸振り見えろ(イドフリミエロ)」です!

井・・・イオニアンモード(メジャースケール)
戸・・・ドリアンモード
振・・・フリジアンモード
り・・・リディアンモード
見・・・ミクソリディアンモード
え・・・エオリアンモード(マイナースケール)
ろ・・・ロクリアンモード

これでもう、モードは怖くありませんね!(笑)
フュージョンっぽいアドリブも、ここからです!

本日の内容はいかがだったでしょうか。
少し長かったですが、字引代わりにも使えるようにと、載せてみました。

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それでは、keep on SHREDDING😆😆😆

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