Disneyのこと
夏休みも終わるし、楽しかった事を振り返ってみようと思って何がいいかなと考えてみた。海にも行かない(変な虫に刺されて毎回大変なことになるから避けている)、山にも行かない(蚊とアブとの戦い。蚊アレルギーだから刺されたら酷い事になる)、花火もしない(ライター・マッチをつけられないほど火が怖い)。案外何もないんだな...最近は5月に行ったライブが楽しかったくらい...
人生で一番楽しく同時に辛かったのは2年前。その事を書こうと思います。
長くなるので時間がある時に読む事をオススメします。
2016年。3月に大学を卒業する前に私は周りより一足先に社会人になりました。
職場は夢の国。
アメリカのフロリダ州オーランドにあるWalt Disney Worldが初めての職場でした。
いきさつは「初恋相手は結婚相手かもしれない」にこの先書く予定なので割愛しますが、約1年の文化交流プログラムのようなもので、私は米国三越の契約社員として働く事になりました。常夏(実際には秋から冬は普通に寒い)の素敵な環境で過ごした9ヶ月間(私は諸事情により途中drop outしてしまった)は本当に楽しくて辛くて忘れられない時間です。
私とDisneyいやディズニーランドとの出会いは小学生の時。
テレビや雑誌で特集をするたびに行きたい、行ってみたいなぁと両親に言い続けていました。学年が上がるにつれ、ディズニーランドデビューを果たすクラスメイトが増える中、妹が小さかったこと、家庭の事情でなかなかその順番は私のところに回ってくる事はありませんでした。当時はディズニーなんて正直全然興味がなく、映画をみた事もなければ、キャラクターにものすごく詳しい訳でもなく、ただミーハーでディズニーランドの響きに憧れていた子供でした。そもそも青森の田舎から東京方面に行くにはものすごく時間もお金もかかる訳で、簡単に電車で1時間!とはいかないのです。
そして5年生の9月。
私に順番がきたのです。妹が小学1年生になるという母の理想要件が叶い、秋にいい感じの連休ができ、私たち家族はディズニーランドに行く事になりました。
どんな感じで伝えられたのかは覚えてないのですが、私に両親の事なので出かける前日か、早くて1週間前に告げられたはずです。
すごく、すごく嬉しかった。
仙台より南に行くのが初めてで。
東京に行くのも初めて。
寝台列車に乗るのも初めて。
とにかく楽しみで楽しみで仕方なかった。
両親がこの旅行の為にどれほどの苦労をしたのか当時は全く考えてもいませんでした。家族5人が田舎からディズニーランドに行く事はものすごくお金がかかる事、自分で働き始めるまではどれほど大変か気づけませんでした。
ありがとう、おかげで私の人生は変わりました。
正直なところ、パークでの記憶はあまりないんです。3姉妹で父が社員旅行でいったグアムで買ってきたお揃いのプーさんのTシャツをきて(あまり可愛くなかったので記憶に残ってます...)、首からポップコーンを下げて、プーさんのハニーハントに乗って、スプラッシュマウンテンに乗って妹が大泣きして、エレクトリカルパレードを見た瞬間的なことは覚えています。後は行くまでに東京駅の京葉線のホームが遠すぎて疲れて、9月なのに暑くて母が熱中症になって、当時のディズニーランドはケータイの電波がものすごく悪くて迷子になって、トラブルはよく覚えているものです。
帰る電車の中で、遊園地みたいに1回ずつ券を買う必要がないし、1回入ったら1日中遊べて楽しいねぇ。またお金貯めて来ようね。と母が楽しそうに言った事が印象的で心に残っています。
その後は中学校の修学旅行でディズニーシーに。
大学の合格祝いでディズニーランドとシーに家族で。
大学1年の冬休みに初めて友達とディズニーランドとシーに。
日本のパークはそれっきり行く機会がありませんでした。
大学2年からは留学費用を貯める事に必死で、遊ぶ時間もお金も限られて。
日本で仕事をしてからは休みが取れないのとお金がない事を理由に。
次は82歳になった大好きなおばあちゃんと来年一緒に行くことを目標にしています。
で、ここまでが私とディズニーランドのお話。
ディズニーランドに行ってからDisneyが好きになり、映画を見たり、お気に入りのキャラクターができたりしました。
オーランドでは職場がEPCOTというパークだったので週5回でパークへ。休みの日もほぼパークに行っていた私は、週7でパーク通いしていた時すらありました。
WDWでキャラクターグリーティングというものにはまり、いろんなキャラクターに会うためだけにパークに出かけることもしばしば...何時に誰がどこに来るのか調べ上げ、今日はこんな事話そうかなと決めて(プリンセスなどのフェイスさんはおしゃべりがすごく上手)、エルサと会うからこのワンピース、ラプンツェルに会うから凝った三つ編み、というちょっとしたオタク的な感覚で楽しむようになりました。
アメリカのディズニーはアトラクションに一人で乗っても全然平気で、並んでいる時に周りの人と仲良くなったり、花火の前に近くの家族と盛り上がったり、とにかくみんながハッピーで笑顔が溢れていて、誕生日のバッチをつけていると色んな人に”Happy Birthday!”と言われたり、雰囲気が大好きでした。
そんな毎日が9ヶ月続き、おそらく人生で最も幸せで楽しかった時間ではないかなと思っておます。(同じだけ辛い事もあったのですが、記憶が薄れるくらい楽しかったです。)
書きながらディズニー行きたくなりました。
MCO(オーランド国際空港)で迎えてくれるミッキー。
マジックキングダムの入場ゲートから
キャラクターグリーティング。キャストさんがいい感じに写真撮ってくれます。
シンデレラ城。夜の方が綺麗なので夜の写真ばっかりですみません。
キャッスル前でのショーは季節で衣装が変わるので楽しみでした。
何度も同じところで見てキャストさんに覚えてもらったりしました。
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