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【エリア代表戦準優勝】海晶乙女解説
こんにちは、えるくぅと申します。
(´・_・`)
ヽ ノ)
」」
2019年末に復帰して以来海晶乙女を使用し続けている者です。
現状の海晶乙女について、構築の変遷や各カードの所感を記載していきます。
1.デッキレシピ
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2.各カードの採用理由について
≪海晶乙女ブルータン≫
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基本的に召喚権はブルータンか≪海晶乙女パスカルス≫に使用したい。手札の海晶乙女モンスターがブルータンのみの場合でも、≪海晶乙女スリーピーメイデン≫を落とすことで≪海晶乙女アクア・アルゴノート≫+≪海晶乙女波動≫の2妨害を構えることができる。(初動になれない問題が重い為、メイデンは不採用に)
手札の水属性モンスターが≪氷水帝エジル・ラーン≫とブルータンのみで、ブルータンの②の効果で海晶乙女カードがめくれなかった場合、アルゴノート+≪氷水啼エジル・ギュミル≫の盤面をつくれないので注意が必要。(Gが重い為、ラーンは不採用に。ブルータンの記事スッカスカになったな?)
≪海晶乙女シーホース≫
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単体でリンク4まで伸ばすことができる。まずまずの初動。
①≪海晶乙女ブルースラッグ≫をリンク召喚、シーホースを回収
②≪海晶乙女シーエンジェル≫をリンク召喚、≪海晶乙女潜逅≫をサーチ
③≪海晶乙女コーラルアネモネ≫をリンク召喚、ブルースラッグかシーエンジェルを蘇生、潜逅でシーホースを蘇生。
④≪海晶乙女コーラル・トライアングル≫をリンク召喚、≪海晶乙女波動≫をサーチ
⑤≪海晶乙女グレート・バブル・リーフ≫をリンク召喚。
以上の動きが基本的な流れ。
≪海晶乙女スプリンガール≫
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≪海晶乙女パスカルス≫
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≪海晶乙女マンダリン≫
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≪クシャトリラ・オーガ≫
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よく分かる!海晶乙女におけるオーガの役割一覧
①誘発ケア
②展開補助
③コスト要因
④露払い
⑤ビートダウン要因
⑥テーマの誤認
⑦小回り的な話
⑧総括
書いてあること全てが強い。
手札からポン出しできる2800打点が弱いわけもなく、更にサーチ効果付き。
おまけに手札誘発に対してもトップ固定というカウンターパンチをかませる畜生っぷり。
以下は一覧に沿った具体的な役割の解説になります。
①誘発ケア
先行でオーガを引けていれば、相手の手札誘発に対しての牽制が可能。
なんらかの誘発を貰った際に、相手のデッキを確認しながら初動やリソースを狩ることができる。
ボードアドバンテージには繋がっていないが、得ている情報アドバンテージ量はバカにならない。対面によってその後の展開を調整しよう。
基本的にはトライアングルの効果を使う辺りまで棒立ちさせておいて、アルゴノート単騎以上の展開が望めそうであればリンク素材にするといった使い方になる。
≪クシャトリラ・プリペア≫を採用している場合、≪海晶乙女グレート・バブル・リーフ≫で墓地のオーガを除外し、そのまま帰還という動きができる。
その為、オーガを出せる時はバブルリーフ+プリペア+波動といった盤面を目指すと無駄がない。
「オーガ+ブルータン+水属性モンスター」or「オーガ+パスカルス+☆4海晶乙女モンスター」という手札をしていた場合、バブルリーフ+ステクラor深淵+波動+プリペアという盤面を形成できるので、オーガによって相手のデッキを確認できていれば相手に合わせてステクラか深淵を選ぶことができる点もかみ合っていて良い。
②展開補助
海晶乙女というテーマは意外と展開力がない。
パスカルスかブルータン以外に召喚権を使用した際が特に顕著で、相手の盤面にミラジェイドが1枚居るだけで機能不全に陥る。
海晶乙女を回したことがある人は、≪海晶乙女スプリンガール≫→≪海晶乙女シーエンジェル≫の動きに≪夢幻泡影≫を食らってそのままターンエンドした、という人も多いのではないだろうか。
水属性の汎用カードで展開力を補おうとした際に候補として上がるカードは《アビス・シャーク》や《氷水帝エジル・ラーン》辺りが定番。
ただし上記の2枚はGが重い上に場に水属性モンスターを要求したり、手札コストを要求する為、単体では完結していないタイプのサポートとなる。
その点オーガは緩い条件で展開できる水属性モンスターでありながら単体で完結していて打点が2800もあると来たもんだから非の打ち所がない。
更に展開素材として使用しても《クシャトリラ・プリペア》を使えば再利用すらできる為、素材にした後も役割がある。
個人的に展開補助要員は単体で完結しているか否かをかなり重要視しているので、オーガに勝る水属性汎用カードは存在しないという認識。
③コスト要因
トライアングルやバブルリーフが効果のコストとして水属性モンスターを要求する際、水属性であるオーガは当然コストとしても使用できる。
仮に手札でオーガが被ったとしてもプリペアで出すも良し、コストにしても良しと余す所がない。
(フェンリルでサーチしたオーガはコストにもなるので場が埋まっていても優秀、と言う記事はフェンリルが禁止になったのでボツ、有り得ん)
④露払い
後攻時にも変わらず強力で、突然2800打点が飛び出してくる。
召喚権を消費せずに、高打点の妨害持ちモンスターを殴って処理しに行くことができる。
実体験としては、相剣の赤霄+暗転やLLのアンサンブルー・ロビン、HEROのダークロウに対してオーガ1枚で回答となってくれた点が非常に優秀でした。
⑤ビートダウン要因
海晶乙女として戦った場合に苦手とする対面への受けが滅法良く、ダークロウ等の除外系や罠ビ、Gなどに対してのメタとして活躍が見込める。
お互い初動を握れていない沼状態は特にオーガの輝く場面。
相手のトップ解決を遅延させながら2800打点でド突き続けるというカードパワーの暴力を押し付けることができる。
⑥テーマの誤認
「場にモンスターが存在しない場合特殊召喚できる」という制約上、まずオーガを出してから展開を始めることになる。
その為、相手が最初に目にするテーマカードは海晶乙女ではなくクシャトリラとなる。
相手に対して海晶乙女対面としての対応ではなくクシャトリラ対面としての対応を迫ることになるので、相手の誘発や除去札を誘うことができる。
後攻の際に盤面を返せそうになく敗色が濃厚であれば、オーガだけ展開してサレンダーすることで相手に対してデッキ自体を誤認させたまま次の試合に移行することもできる。
⑦小回り的な話
シーホースの②の効果で手札から特殊召喚できる為、覚えておくと後引きしたオーガをコスト要因ではなく返しのターンのリーサル要員としても使える。
守備力が1000しかなくブルータン以上に貧弱なので、LLや御巫のような対面には横で出す方がキルされる可能性が減る。
アルゴノート+オーガ+プリペアが場に揃うとプリペアの効果でいつでも手札除外ゾーンからオーガを射出できるので、アルゴノートの効果でオーガをバウンスすると実質コストなしでバウンスが使えて返しのターンのリーサルとして強力。
⑨総括
先行後攻問わず強力で、海晶乙女に足りない部分の多くを補ってくれるパワーカード。
個人的には3枚採用がマスト、≪六世壊パライゾス≫や≪テラフォーミング≫を採用してより厚くしても良いと感じる。
追記:フェンリルが死んだのでプリペアのバリューが若干低下。まあ無償で手札増えるし場にあるだけでも仕事するしで抜くほどではないかなと。
≪クシャトリラ・フェンリル≫
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┌─┐
│フ│
│ェ│
│ン│
│リ│
│ル│
│の│
│墓│
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│| 三三 |│
雑に強いマン
単体で1妨害になるパワカではあるが、海晶乙女というテーマとの相性は良くないので過信は禁物。
サーチ効果に対して相手の手札誘発を釣れると美味しい。(ドロバ以下略)
実際にサーチするのはオーガなので、サーチが通らなくても特に問題なし。
サーチしたオーガはラーンやバブルリーフのコストになるので無駄がない。
フェンリルを出すターン、トライアングルの効果が発動できなくなるので、基本的には《海晶乙女クリスタルハート》を素材にしたアルゴノート+フェンリルの盤面を目指すのが丸い。
元々トライアングルを出すターンはクリハを素材にできるほど展開に余裕が無い場合が多いので、クリハ混ぜアルゴノートを立てる場面とトライアングルで波動サーチ後に普通のアルゴノートを立てる場合の使い分けは覚えておくと良い。
追記:死んじゃったのでフェンリル用の記事が全部ボツに決定!
≪ティアラメンツ・クシャトリラ≫
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オーガと合わせ引きした際には良い展開札となり、水属性なので単体でもコスト要因になる。
プリペアと特に相性が良く、オーガを除外しながら展開した上でオーガを帰還させればそれだけで5100打点も生成できる。
スプリンガールとも比較的相性が良く、スプリンガールの効果によってオーガやプリペアが落ちれば単体で引いても展開札として使える。
また、スプリンガールの効果でティアクシャ自身が落ちれば追加で墓地肥やしを行えるので、墓地リソースへの依存度が高い海晶乙女とは一応シナジーがあると言える。
海晶乙女モンスターを引けなかった際に、ティアクシャの効果で海晶乙女モンスターがヒットすればオーガ+ティアクシャでアネモネをリンク召喚し、強引に海晶乙女展開に持ち込むことも可能。
バブルリーフのドローやGが通った際のバリューを上げる一因になり、波動が通らなかった際や《閉ざされし世界の冥神》によってワンキルされがちな海晶乙女にとっては突然壁を生成してワンキルの妨害を行える点が強力。
とはいえ、オーガとは異なり単体で完結していない点がネック。
あくまでも上振れ札としての活躍しか期待できない為、初動を厚くするか展開力を厚くするかどうかの択となるといった印象。
≪六世壊=パライゾス≫
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基本的にはオーガの4枚目。
既にオーガを引いている場合はフェンリルかティアクシャをサーチ。
かなりの確率でうららが釣れるので、誘発誘引剤として非常に強力。
②の効果も以外とバカにならないので、場に残っているだけでも仕事をしてくれる点がGood。
≪テラフォーミング≫
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基本的にはパライゾスの2枚目。
仮にパライゾスと合わせて引いてしまっても、闘場をサーチすれば良いので腐りにくい。
パライゾスがシンプルに滅茶苦茶強いので、笠増し要因としての採用。
パライゾスと闘場の2枚にしか対応していない為、どちらにもアクセスし終えてしまった状態で引くと完全な死に札となる点が若干気になるところ。
≪クシャトリラ・プリペア≫
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好きなタイミングで壁の生成と罠カードに対して強力な牽制が行える縁の下の力持ち。
①の効果によって好きなタイミングで「クシャトリラ」モンスターを特殊召喚できる為、バトルフェイズ中にいきなり壁を生成したりマスカレーナをどついたり、バブルリーフによって除外したオーガを帰還させたり、アルゴノートのバウンスを実質ノーコストで行ったりとかなり小回りが利くカード。
相手ターンにフェンリルを特殊召喚して水属性縛りを回避したり、そのフェンリルに波動で完全耐性を付与する動きが強力で好きだったのに突然のさよならに涙が止まらない
②の効果は「相手が罠カードの効果を発動した場合」に反応する為、墓地効果までしっかり搭載されている罠カードに対しても牽制を行える点が非常に強力。
単体での素引きがあまりにも弱いという問題がネックだが、オーガを最大限活用する為であったり、最悪Gでオーガを引けば突然2800の壁が湧いてくるのでワンチャン生き残るかもしれないという点などを考慮して採用。気合で素引きを回避しよう。
2.〆
書き殴りのような状態ですが、一旦ここまでとさせていただきます。
また新しい発見があった際や、やる気になった際に記事を更新していく予定です。それでは、またお会いしましょう。
3.採用の余地があるカード紹介
≪氷水帝エジル・ラーン≫
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個人的には入れ得カードという認識(でした)。
≪氷水啼エジル・ギュミル≫と一緒に採用することを推奨。
海晶乙女というテーマの最終盤面は、良くてアルゴノート+バブルリーフorランク4+波動といった比較的緩い妨害数で相手にターンを返すことになる上に、除去札が乏しい為、永続系カードに対して滅法弱い。
その為、展開補助剤として運用するよりは、ギュミルや承影といった永続系に触れるモンスターを採用し、盤面を強固にすることの方が優先度が高いと感じる。
攻撃力が1500なのでアネモネの蘇生に対応しており、アネモネをリンク召喚してラーンを蘇生、シンクロしてからアネモネのリンク先にシーホースを特殊召喚、といった動きも可能。
ラーン自身がチューナーなのでシーホースが出せる状況であれば、トークンはリンク素材として使用しても問題なし。
自身を捨てることも可能なので被りには強いが、単純に手札の質が下がる点がネック。
合わせ札なので安定性に欠ける面があるのは玉に瑕だが、水属性モンスターが多く採用されている構築であれば、3枚の採用でも問題ないという印象。
追記:海晶乙女というテーマ自体G受けが悪い上にこのカードもG受けが悪いという二重苦。
「Gが飛んで来なかった場合にのみ使える、素引き前提の上振れ札」という風に認識が変わった結果、「御前とかの単体で機能するメタ積んだ方が強くない?」という思考になった。
≪豪雨の結界像≫
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水属性モンスターのみで構成されている海晶乙女との相性が良く、アネモネで蘇生できる為、昔から出せれば強いという枠にはいたカード。
墓地に送る手段が乏しい点やこのカードに召喚権を割きたくない都合上、採用するには至っていなかったものの、トライアングルやラーンの登場によって墓地に送る手段が増えたことによる採用。
海晶乙女には戦闘破壊から守れる≪海晶乙女マーブルド・ロック≫や攻撃誘導効果持ちのアルゴノートがいる為、これらと一緒に立てることができれば
強力なロック盤面となる。
素引き前提カードな上に決まった展開ルートもない為、アドリブ力が試されるカード。
海晶乙女カードのみの動きでアネモネから蘇生を狙う場合、手札の要求値が海晶乙女カード3枚+結界像と高めな上、展開ルートが平時より難化。
無理に出そうとするとプレミの原因になったり中途半端な盤面で展開が止まってしまう為、強力ではあるが取り回しの難しいカードという印象。
環境トップ層のティアラメンツに対して刺さりが悪く、レイノハートやティアクシャ、ルルカロス、ドロゴン等突破札がかなり多いので、過信は禁物。(1敗)
Gツッパする場合は、闘海+アルゴノート+結界像まで突っ走った方が良い。
最悪通常召喚してターンエンドするだけでも生きてターンが渡ってくる可能性を拾える点は優秀。
追記:素引き前提な上に盤面に並べる要求値が高めな上振れ札。
召喚権が被ると使えない、1枚初動で動ける海晶乙女というテーマに上振れ札を入れるという点が噛み合ってないという印象。