見出し画像

【雑感日記】 「clubhouse雑感の補足〜clubhouseの真の実力」


 先にclubhouseについての所感を書いたばかりではありますが、その後すぐにこのSNSについて改めて感じたことを追加したいと思います。前回では自分でもややこのclubuhouseについては懐疑的なところがあり、それらは基本的には今でも同じ考えですが、このSNSならでは良さを目の当たりにしました

 昨日(2021年2月13日)深夜の地震には誰もが驚いたことだと思います。自分はすでに就寝していて、そんな時に地震があっても普通は気付かぬまま寝ていますがさすがに昨日は揺れで目が覚めました。その後いつまでも横揺れが続き、その長さが10年前の東日本大震災を思い出させて途端に不安になりました。

画像1

 目が覚めたのでラジオをつけ、身の回りに異常がないかチェックをして、少し落ち着いてからclubhouseにログインしてみました。すでにいくつか地震関連の部屋ができていて現地(福島県、宮城県)の人を交えて無事を確認し合っているようすでした。自分も最終的には女川さいがいFM繋がりで女川の現地の人をスピーカーに招待した部屋に落ち着いて最後まで聞き続けていました。

 これまでならばtwitterやfacebookなどのテキスト主体のコンテンツで無事を確認して現状を報告するか、直接相手に電話をするかで無事の確認をするところですが、clubhouseはその速度がテキスト主体のSNSよりも格段に速く、正確で大量に、しかも発信者の心情もこもった生の声が伝わってきます。音声だけがもつ言葉にはできない感情、現地の人の不安、それを心配する人たちの狼狽えも即座に伝わっていきます。この圧倒的な伝達力はclubhouseならではの事だと感じました。さらにそれぞれの話者が情報を伝える際にも画像で伝えたければキーワードを言うことであとはそれを聞いた側で検索をすることで伝わります。

 地震発生からこの部屋が閉まるまでの3時間ほどで現地の状況がだいぶはっきりと伝わってきました。現地女川の人たちの周辺の状況、不安の声も音声で伝えられ、さらにそれを励ます声も同時に伝わるなど、とにかくcliubhouseの伝達力は圧倒的です。現地スピーカーの人も申していた事で、心配で電話をよこしてくる人がいるが、一人の応対に1分使うとして、電話が100かかってきたらそれだけで100分の時間がかかるのに対し、こうしてclubhouseで伝えれば時間の削減にも繋がります。もちろんそれは全ての人がclubhouseを使える事が前提になりますが、そうでなくても確実にこれまでには必要とされていた時間が削減されることは間違いないでしょう。

画像2

 また文章とは違い、相手を思いやる表現も目立ちました。これはこと災害に関することではなくclubhouseそのものの特徴だとは思いますが、言葉をもって言葉を制する行いがテキストの場合と違って少なく罵り口調は殆どないように感じました。

 こういった音声のやりとりは災害の場でなくてもその威力を発揮する可能性がまだあるようにも思えます。まだまだこれからのSNSであるclubhouseですが、自分は少なくともこれらの可能性に期待したいと思っています。まずは今回、災害時にはclubhouseの実力が発揮されるということを身を以て感じました■

いいなと思ったら応援しよう!