エルムがカナダに行くことを決めた理由
こんにちは。エルムです。
今度ポッ拳しにカナダに行きます。
カナダのポッ拳プレイヤーTrainerMattより「フライト費用を負担するからFrostFire(という大会)に来てくれ!(意訳)」とダイレクトメッセージを頂き、申し出をお受けすることにした次第です。
これ自体はとてもありがたいお話ではあるのですが、実は行くかどうかで今回かなり悩みました。
色々考えた結果参加を決めたわけなんですが、
「何に悩んだか」
「なぜ行くことに決めたか」
についてを書き残しておくことにします。
FrostFireについて
【大会名】
FrostFire(フロストファイア)2020
【開催日】
2020/2/1~2020/2/2
【開催地】
カナダの首都「オタワ」
※成田から乗り継ぎ込みで約14時間。直行便なし。
※冬のオタワは極寒の地。日中の”最高”気温でも氷点下。
【タイトル】
ポッ拳、スマブラ、スト5、鉄拳など格闘ゲーム系タイトルが中心。
小さいEVOみたいなイメージだと思います。多分。
公式サイト:https://smash.gg/tournament/frostfire-2020-5/details
ポッ拳部門は規模が小さく賞金額が多いわけでもないです。当然WCSとも無関係。
参加を悩んだ理由
シビアな話になりますが、今回の大会は”長い時間とそれなりのお金(ホテルなどの滞在費は自腹)をかけてまで遠征する価値があるか”微妙なラインです。大会の規模とかブランド力的な意味で。
加えて、現地めちゃくちゃ寒いみたいだし、そんな時期だからか観光面もあまり強くないし、魅力的なローカルフードがあるわけでもなさそうだし。
ポッ拳以外でも動機付けがしにくい。
そして一番の理由は「ポッ拳の先行き不安」です。
僕が声をかけてもらったのは2019年11月ですが、当時はメーカー側からポッ拳の今後に関するアナウンスが全くなく、一部の間ではシーンの存続が危ぶまれていました。
この数年間、僕は公私ともに(?)ポッ拳に注力してきましたが、メーカー側からの新しい展開がこの先期待できないゲームに身を捧げ続けることはできません。
まったく打算的な考えですが、そう遠くないうちに”終わってしまう”かもしれないゲームに限られたエネルギーを費やせるほど、僕は余裕のある人生を送ってないです。
このタイトルの未来を信じて良いのかどうか、大きな葛藤を抱え数週間を過ごしました。
※実際は12月に僕がカナダ行きを決意した数日後、2020年の世界大会の開催が発表され、当時よりはポッ拳の未来に期待できる状況になっていると思います。
参加を決めた理由
そしてしばらく悩んだ結果、FrostFireへ参加することに決めました。
この大会はカナダのポッ拳コミュニティリーダーMunster(元々の知り合いです)が運営しており、彼とTrainerMattの熱意に押されたところもあるのですが、自分なりに覚悟を決めて行くことにしました。
①チャンスがあるならできる限りは挑戦するスタンスでありたい
やはりやらない後悔よりやる後悔。
こんなチャンスそうそうあるものでもないですし、今の時代どこで何になるか分からんので(マジで)、ここは頑張りどころかと思いました。
②エルムが行くことで北米エリアのポッ拳シーンの盛り上がりに貢献できるならば
手前味噌な話で恐縮ですが、もしそんな価値を僕に感じてもらえているならとても光栄なことです。
そのために高額なフライト費用をTrainerMattは負担してくれました。
コミュニティを盛り上げるための苦労は知っているつもりですし、同じものが好きな者同士協力してあげたいと純粋に思います。
そしてそれがいずれ回り回って日本のポッ拳シーンに返ってくるものでもあると思います。
➂もし仮にこの先ポッ拳が〇〇〇としても、頑張った経験はのちのゲーマー人生に活きるだろうと信じたい
①の話と関連しますが、何かを頑張った経験って後々思いもよらぬ形で役に立つんですよね。不思議と。
今エルムが色々な活動をできているのも、それまでの積み重ねがあったからだと実感していますし、きっとこのカナダ行きも将来の僕の何かになるはずだと思っています。
さいごに
ただカナダのポッ拳大会に参加するだけではなくて、僕の中では色々な考えがあった末の決断だったので、頭の整理も兼ねて文章にしてみました。
ポッ拳の今後についても不安なところでしたが、結果的にはWCS2020も確定したので先の展開も期待できそうですね……!ね!
あとはしっかり練習して「エルムをFrostFireに呼んで良かった」と価値を感じてもらえるプレイをできるようにしていきたいところ。
大会的にはアメリカ勢の強豪どころが来る予定で、2018年世界チャンピオンのThankSwalot、2019年の北米大会と世界大会で僕がそれぞれ負けているMewtater、Shadowcatも参加するので、全員倒して優勝したいですね!
配信もあると思うので是非応援してください!チャンネルやスケジュールは判明したらTwitterでお知らせします。
大会は2020年2月1~2日です。お楽しみに!
余談
TrainerMattから最初に申し出を受けた時の話。
Twitterのダイレクトメッセージで連絡をもらったんですが、その時点では僕は彼のことを知らなかったので、いきなり英語のメッセージでお金出すって言われてちょっと怖いところもありました(笑)
最初に「嬉しいけど困惑している」って素直に伝えて、なんで出してくれるのかとか、いつどうやっていくら出してくれるのかとかを聞いていって、同時に裏でMunsterに「こんな話が来てるんだけどこの人知ってる……?」と確認を取りました。
どうやらカナダポッ拳コミュニティの主要メンバーで、善意からの話だったようなので「では真剣に検討させてもらうのでちょっとお時間ください」とお伝えしました。
彼らが僕のあまりにも拙い英語と辛抱強く付き合ってくれたことへ感謝(´ー`)