風さん「満ちてゆく」紅白ver.とMVに泣いた
風さんの紅白の「満ちてゆく」をyoutubeで再鑑賞して、MVをもっかい見た。涙でほっぺた突っ張りながら文字を打っている。
紅白の「満ちてゆく」、風さんの所作が、目が綺麗で気づいたら涙。MVの方も観たくなり、再生ボタンを押したらそんなつもりじゃないのに涙。止まらなくなった。
筆者、帰省が終わり、9泊10日の実家暮らしから一人の暮らしに戻ってきたところである。そんな、心にちっちゃいホームシックがいる中だからか、帰省で家族(犬含む)との時間の短さを感じたそばだからか、なんとなく寝る前に見るには、、、ね、、。
MV中で、風さん演じるおじいさんの一生が終わっていくなかで思い出されるお母さんの姿、お母さんとの思い出。バーでピアノを弾きながら客席にお母さんの像を映すおじいさんの風さん。後から、ピアノは幼い頃お母さんと一緒に弾きはじめたことが回想でわかる。ああ、ピアノを弾いてるおじいさん風さんのなかには、お母さんがいるんだな。
私のなかにもみんなのなかにも、母、父、祖母、祖父、、、たくさんの人がいるのだろう。
母を描く、命を終えてゆくおじいさん。確かに老人になったとして自分の命が終わるとき、今上に挙げた人はきっとこの世にいないんだな。…と、絶対に来る別れたちと、それが刻一刻と迫ってるという時間の残酷さに怖くもなったんだと思う。
同時に、この時間をこの場所で生きていることに、今ここでよかったとありがたさも。
どちらも初めてみるわけでもないのに、思いがけず、大揺さぶられ。
紅白ver.も、あの映像の中にひとつの物語があって
どのシーンも好きだけど、風さん本人のアルバムを数ページめくってるときの目、そのあとそれを大っきな革のボストンバッグに入れ、マフラーしてバッグと出発するのかと思いきや、それをフッと落として進み出すところ。
「手を放す 軽くなる 満ちてゆく」
まさにだなーって。MV冒頭の英語もよいよね。
"Things change, and we can do nothing about it.
Just letting go, feeling lighter, and becoming filled.
Overflowing."
英語の "Overflowing"っていうタイトル。まさに満ち満ちて溢れてる感じも大好き。止まらなくなってしまうので、文字にして残しておきたい「満ちてゆく」の歌詞を置いておしまいにしますっ。