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コロナ禍での国際恋愛近況(11月更新)
こんにちわ、エリーです。
SNSを始めて多くの国際恋愛カップルがこのコロナ禍で苦しんでいるのを知りました。
どんな人にとっても前代未聞の出来事で、それぞれの思いや立場があることは理解しています。
当事者として、感じることを吐き出させてください。
2020年10月時点
アメリカと日本で遠距離を初めて2年、付き合い始めて4年目の現在の状況をシェアします。
最後に会ったのは2020年1月4日、旅行で行ったバンコク。
『次は3月にNYでね・・』と泣きながらバイバイした時はこんなことになるなんて夢にも思わなかったですね。
日本がアメリカ人の入国を認めてくれるのを期待していますが、今年中はもう無理そう。
アメリカは日本人の入国を禁止していないので行こうと思えば行ける状態。
がしかし14日間の自主隔離を考えると、現地で14日間、帰国して14日間、合計1ヶ月自主隔離を考慮すると到底行こうとは思えません。
でもこの10ヶ月の間、交際記念日やお互いの誕生日を迎え、工夫してオンラインでお祝いなんかもして、時にはサプライズもあったり。(ツイッタープチバズした)
7ヶ月会えてない彼からサプライズ。
— エリー@渡米まで残り298日 (@Elly_tsunagari) July 29, 2020
ちょっと泣いちゃった。#国際恋愛 pic.twitter.com/bUoTVkj0Bt
私たちカップルは毎日必ず3回以上テレビ通話します。
時差が13〜14時間なので朝昼晩でちょうどいいんです。
テキストも毎日何通も送ります。
でも特別な事は何もしてない。
ただOhayoから始まって、時々I love you、そしてOyasumi。
通話もただ『I just wanted to see my baby』って数秒だけの電話もある。
コロナ関係なく連絡はお互いマメにとるタイプで、こういうのは私たちにとって当たり前の行動なんだけど、こういった小さな事の積み重ねが安心感につながっていて、離れていても信頼し合える根拠なんだと思います。
政府の方針に色々思うところはあるけど、愛する人に感染させる恐怖もすごくあって、一概には『全ての国の人を受け入れてくれ〜!』なんて大声では言えないけど、本音を言えば今すぐパートナーに会いたい。
だから入国制限少しでも解除してくれたら希望が見えるのになぁなんて思っちゃう。
きっと国際恋愛に限らず、家族に会えずに身動きが取れない人もたくさんいらっしゃるし。
葛藤の日々です。
2021年11月更新
いろいろすっ飛ばしましたが、上の記事をかいて1年、なんとか無事にアメリカに来ることができ彼と会うことができました。
実は、この1年でいろいろとありました。
ここで書こうかどうかは迷いましたが、20年の年末、コロナがまだ猛威を振るっていたころ、実は某国(日本でもアメリカでもない別の場所)で彼と会うことができました。
この話は新鮮味もないのでいつかどこかで書こうかと思います。
2020年3月~2021年10月ごろまでは文字通り”辛い遠距離恋愛”でした。
お互い仕事で忙しくしていたので、目の前のことに取り組むことでなんとか寂しい気持ちを誤魔化していました。
ただSNSで『ついに会えました!』などの報告を見かけると羨ましくて仕方なかったのも事実です。
去年は、特に五輪開催に関して他の人よりも思うところは何倍もありましたが
正直政府に期待しても仕方ないと思っているので自分が変わるしかない、というのがこの1年で再認識したところです。
葛藤と経緯
外国人の新規入国を完全停止している時期(今もだけど)、外務省にパートナーの入国を認めてほしい、という旨の相談をしましたが、受け入れられることはありませんでした。
(これは他の方がすでに何度もチャレンジしていて、無理なのはわかっていましたがトライするしかありませんでした。)
入籍のための短期滞在ビザに関しても検討しましたが、私が住む自治体は入籍するのに両者本人ではなく片方が両者の必要書類を持ってくれば入籍はできるということで認められませんでした。
外務省の担当窓口では、あの手この手で担当を変えてもらいましたが、個人レベルでは同情してもらえるものの、規制自体をどうにかできるものではない、ということで堂々巡りでした。
人によっては短期滞在ビザがおりた方もいるようですが、たとえ家族であっても未だに会えない方がいるようですし、他にもいろいろな事情、こればかりは本当にケースバイケースで人によるのではないかなと思います。
私自身、仕事やキャリアもあるのでかなり長い間悩みました。
ただ彼との将来も一緒に考えていきたい、というのも事実。
コロナがいつ収束するか誰もわからない。
考えたくもないけれど、万が一自分や相手に何かあったら・・・と考えると
まずは再会して、一緒になることから始めよう、というのが私の結論でした。
もっと綿密に計画を立ててとか、彼の仕事を日本の案件にするとか、色々検討していましたが、極論、命あるうちに大切な人のもとへ行きたい、というのが私の素直な気持ちでした。
まあ案の定、これまでの経緯に対して家族、友人、同僚など周りからはいろいろ言われました。
前の会社を辞める時にも思いましたが、本人の気持ちは本人にしかわかり得ないことです。
立場や状況が似通っていても考え方や思考は異なるからです。
だからこの気持ちを理解してほしいとか、状況をわかってほしいとかではなかったです。
ただ、本当に悲しかったのは『遠距離なんだから会えないことはわかっていたはず、自業自得』という言葉や、ワクチン接種済み+政府のガイドラインに従って隔離もしっかり14日自主隔離したとしても”外国人”というだけで『日本に来るな!』という意見を見かけたことです。
今回のコロナでいろんな問題が顕著になったけど個人的にすごく感じるのは外国人に対しての態度が浮き彫りになったこと
— エリー@🇺🇸🗽 (@Elly_tsunagari) October 17, 2021
パートナーの入国に対して適切な隔離やワクチンをしていても拒否反応する人の多さに人が分かり合えることはないんだなと思った
私はただ大切な人と一緒にいたいだけなんだよ
親友だと思っていた友人にも同じようなことを言われたときは、さすがにキました。
いろいろな意味で、コロナは脅威だなぁと。
もはやコロナがきっかけで普段思っていることが表れた、という感じでしょうか。
現在進行形で、まだ会えずに堪えているカップルの中でもいろいろな考え方があると思います。
それぞれに各々の事情があり、悩みながら次のステップについて日々模索されていると思います。
それぞれの立場の方にとって、いい未来が来ますように。
ということで、私はしばらく彼との時間を謳歌しようと思います。