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お金を使いすぎる時。

セッションで時々いただくご相談。

「お金があればあるだけ、無くなるまで使ってしまう。
借金してまで買ってしまう。」

こういう時は、自分の星を満たせてないのかも。

お金を使うって『快楽』なんです。
排泄と一緒です。

なので、自分が満たされていないと、
快楽を得るために欲しくないものを買ってしまったりします。

ストレス喰い、ストレス買い、みたいな感じ。

ややこしいのは、
お金を使う!が目的な時は

本当にそれが必要な気がするところ。
使えば入る、っていう法則を都合よく自分に言い聞かせてしまうところ。

そういうお金との付き合い方をなくすために、
満たしておいてほしい自分の星は
もし絞るとしたら月。
そして補足的に金星だろうなと思います。

(自分の金星を満たすのも、月星座と同じだと考えて大丈夫です。
金星がかに座の人は、親からの愛情や保護を受けた時に安心し、
それが喜びになるし、金星しし座の人は誰かから褒められたり注目を集めた時に楽しい!ってなります。)


で、ここで気をつけないといけないのは、
満たしてほしいのは本当の欲求、ということです。

例えば
月おうし座の人は、おいしいものを食べたり、
五感を満たすことが自分の月を満たすのに大切だから、
と言ってお金を使い果たしてエステに行ったり、
自分の体重が増えているのを無視して美味しいものを
「これが必要なのよね。」と食べ続けるのは違うよってことです。

おうし座の本当の欲求は『安心、安定』です。

お金を使わずに、貯金してそれが保たれている方が安心するなら、
そうする方がいいです。

例えば
月がいて座の人は、自分が成長したり、
まだ見ぬ世界を見ることが自分の月を満たすのにつながります。
だからと言って学びジプシーになったり外国に行きまくったりするのは違うよってことです。

いて座の本当の欲求は
『自分や、自分の考えを認められたい、自分が通用するか知りたい』です。これは、アウトプットしないと得られないことです。

だからいて座の人は、インプットよりアウトプットがめちゃ大事。
これをやらないとずっと何か足りないような気がしてしまいます。
何か足りないような気がする→不足を埋めようとお金を使う。という流れが生まれることも。

月が大事、なのは星よみの基本ですが、
金星も大事な理由は、
金星が自分を許す管轄を担っているから。

自分を許せていないと、あるだけ全部使って自分を困らせたり、借金をしたりして「ほらね」と無意識に罪悪感の再確認をする現実を創造したりしてしまいます。
だから金星も大事。

月星座って
最近ではとてもポップに取り上げられることも多くて
星が広まるのには大賛成だけど

本当の月星座の使い方があんまり広まっていなくて
月ふたご→コミュニケーション
月さそり→一人の人に深く愛される
みたいに短絡的な要素だけが一人歩きしています。
本当はその奥に大事なことがある。

月ふたごなら、コールアンドレスポンス型の、
知性のやり取りが大事だから、
コミュニケーションもちゃんと話が通じる人としないといけない。
そしてそこで、自分の知性が呼応する実感を得ることが本当の月の欲求。

月さそりなら、与えられること、愛されることが大事とされているのは
『求める気持ち』『欲しい』がとても強いサインだから。
でもそのもっと奥には『与えたい』『愛したい』がある。
だから、本当はそっちを先にやらないといけないし、
どこかで見返りを求める心を捨てさせられるような、苦しい場面を越えないといけないこともある。
その先で受け取るものが、さそり座が本当に望むもの。


満たしているはずなのに現実がちっともうまくいってないとか
月星座に振り回されている人も多い印象です。

もっと恐ろしいのは
月がこれだから仕方ないよね。
と太陽や土星を使おうとしない人がいること。

月や金星とうまく付き合えると、人生をとても豊かなものにしてくれます。
自分と世界の橋渡しをし、それを維持するのが『月』の仕事だし、
喜びを原動力に幸せを受け取るのが『金星』の仕事だからです。

自分の星、ちゃんと見てあげてね。
愛をこめて
elly

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