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コトトバ #03:根羽村 杉山泰彦さん

早いもので、朝のラジオ、コトトバも3回目。
コトトバがある日は一日が長いです。

ラジオするのに養分が必要な気がして、始まる前にパンを一枚。卵をのっけたら、卵黄がテーブルへダイブしていきました。さらに、コトトバが終わったらお腹が空いてて、幸せのパンケーキを焼いてみたところ、失敗してしまいました。今日はお料理するの控えよう。

ゲストの杉山さんは「土をアップデートするひと」

今日のゲストは杉山さん。(マギーさんって呼ぶつもりが、ぜんぜん呼べなかったことが心残り)長野県の南に位置する「根羽村」に、地域おこし企業人として夫婦移住して1年半。杉山さんは地域を荒らさず、かつ新しい風を取り入れることのできるかたでした。
ご本人も「地域の土をアップデートすることが役割」とおっしゃっている。(https://note.com/isshin_life/n/n3f043bae04f3)

「土をアップデート」できるのは、1年目に「土を知って、仲良くなる」ということをきっと泥臭くやってきたからで。いきなり「俺がアップデートしてやるぜ!」と鍬を振るうと、きっとその土地は死んでしまう。(土を総入れ替えする、まるで戦争後のようなことはあるかもしれないが)もちろん、放っておいてアップデートしなくても、その土は栄養がなくなって死んでしまうだろう。
まさに生態系(エコシステム)。くるくるとバランスを保ちながら、循環して全体としてアップデートしていく。そんなことが、根羽村でおこっているらしい。

コミュニティの種類

今回、一番好きな話。「テーマ型コミュニティ」と「地域型コミュニティ」この2つの分類は、納得の一言。

テーマ型は、好きなテーマに集まってコミュニティが形成される。趣味のサークルのように、同じ価値観やトークテーマを持つ人同士が集まるし、基本的にはそのテーマに沿った部分だけのお付き合いでOK。

地域型は、そこにいる人でコミュニティが形成される。条件は「そこに居た」ということだから、多種多様な価値観の人が混ざり合っている。また生活と密接に関わり合っているから、関わりがより深くなってくる。会社もある意味地域型に当てはまるなぁと思うので、会社でうまくやっているなーって人は、地域型コミュニティに向いているかも。
結構、地味でめんどくさいことが多い。うまくいかない人がいたって、簡単にはそこを離れられない。でも、何気ない時に声を掛け合ったり、おすそ分けをし合ったり、みんなが顔見知りな安心感や、お互い様感を体感できるのは地域型ならでは。

地域型コミュニティに入るには、コツが必要だけど、杉山さんは「分かったと思い込まない」「1次情報しか信じない」などいくつもその術をもっていた。どこの地域に行くとしても、というか新しい環境にいく時に(会社とかママの集まりとかも)、今回のコトトバは全部通ずるものがあって、役に立つはずだ。

地域を踏み荒らすタイプの考えももつ自分

都会から人が流れ出ていくときに、山が踏み荒らされるように、地域が疲弊しないだろうか。そんなことが心配になる。つい先日まで、私も同じ感覚だったから。「新しいものに取って代わっていくんだから、さっさと切り替えちゃえばいいじゃない」そう思ってた。

多分、塩尻でそれなりに受け入れてもらえていそうなので、別のブレーキがいろいろ働いているのか、踏み荒らしていることは無いと思う。(塩尻がまだ都会的だということもある)
でも分かる。「いろんな人と仲良くできる自分」というレッテルに溺れて、地域を荒らしてしまう危険があることをよくよく自覚した。

「うどん屋さんの横に、うどん屋さんを出す。美味しいものが残るだけでしょう。努力しなかったのが悪いんでしょう」という考え方が、私の中にもチラリとある。

もちろん、そういう考えも頭の片隅に持っていないと食われてしまうこともあるのだけど。人間は人間をお肉として食べることはないけど、もっと残酷な食べ方をいつのまにかしているものなのかもしれない。


なんだか、変な方向に来ちゃった。
でもそんな自分の戒めに、コトトバ#03は時折聞き返したいなぁって。
まるで聖書のように感じる回でした。

▶コトトバ #03 「長野県根羽村地域おこし企業人 杉山泰彦さん」


おまけ:ちょっと変えてみたこと

たっきーの声のトーンと私の声のトーンが違いすぎて、静かにしゃべるようにしてみました。

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