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一緒のお墓に入ろうね



死ぬまで一生一緒にいたい人がいた



無条件に一緒にいられると思ってた




私の全てをあげるから、あなたの世界を私だけにしてほしかったの



世界に2人じゃなくていい


みんなもいるこの街の

角部屋6万のワンルームだけがふたりのせかい



ベールという名のカーテンを閉めて
ふたりだけでいたかった

あなたもそうだとおもっていたんだ

そんなことはなかったけど





あなたはもっといい人がいるって言ってたけど 
そうじゃないんだよ


かっこいい人とか

優しい人とか
そういうんじゃなくて




ただ、あなたが好きだった。

みんなに優しくて
すぐ調子乗るくせに
褒められたら照れてふざけるとこも
心配してる時はちゃんと目を見て話してくれるとこも
声音がすごくやさしくなるとこも
押しに弱いとこも




全部全部


あなただから好きだった

あなたに似た人を好きになることはない。
これからの人生で。

あなたよりもいい人なんていない
あなたのいない正しさより、あなたと一緒に間違えたかったの


一緒にお墓に入ろうねとか
死ぬまで一生一緒って言ったじゃんとか


いいたくなるけど

そんな言葉じゃたりないぐらいぐちゃぐちゃした感情をかかえている

 
好きだったし、今も愛おしいと思っているけど


絶対に私以外の人とは幸せにならないでほしい。

私がトラウマとして脳裏に、瞼の裏に、付き纏ってあげるから

結婚なんてしないで、わたしと一緒に月を、花火を、地獄すらもみよう。


いいたかったこと、あの時言えなかったこと、後書きに書くなら
きっと こんなことが言いたかったんだと思う。
冷静になった自分でも
友人関係じゃなくなっても、傷つけてでも押し付けたい気持ちが大きくなりすぎてしまった。



だからやっぱり、一緒のお墓に入ろうねっていいたかったのかな。


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