カナダ留学生のつぶやき〜生活費が高い気がするねん考察② 住宅費編〜
前の投稿から随分と日が経ち、年まで変わってしまった・・・。
この間に学生ビザ・PGWP関連で法制度が少し変わりましたね。この制度変更は留学生をターゲットとした詐欺・住宅不足への対応策の一つだと記憶しています。
今回は勉強がてら、いくつか記事を読んだ上で特に住宅事情について考えていきたいと思います。
まず初めに・・・昔、中学校の家庭科で賃貸料は月収の30%が望ましい、と習ったことがありますが、みなさんどうですか?
Rentals.caがカナダにおける年間賃貸料の上昇を発表し、2024年1月に年間で10%上昇、平均賃貸料は$2,194となったそうです。
https://rentals.ca/national-rent-report
同記事ではカナダ国内の賃貸料ランキングも発表されており、
1位 バンクーバー、BC州 (1bedroom: $2,683)
2位 バーナビー、BC州 (1bedroom: $2,551)
3位 トロント、ON州 (1bedroom: $2,511) となっています。
また、州ごとの平均賃貸料を見てみると、
1位 British Colombia州($2,529) (人口約560万人)
2位 Ontario州($2,456) (約1,500万人)
3位 Nova Scotia州($2,210) (約100万人) とのことでした。(人口に関する情報:https://www150.statcan.gc.ca/t1/tbl1/en/tv.action?pid=1710000901)
専門家ではないのでここからは一個人の見解です。
日本と同じく、カナダもごく一部の都市(バンクーバー・トロント)に経済活動が集中しています。が、国土が小さい日本と異なり、カナダは世界第2位の国土面積を誇ります。広大な国土ゆえ、鉄道が発達しにくい環境下にあり、住宅も都市・都市近郊に集中するため、家屋不足が発生して賃貸料が跳ね上がるのだと思います。(Nova Scotia州は別の理由(永住権の取れやすさから人口増)があると思います。)
都市近郊に住めば公共交通機関がバスぐらいしかないため、利便性・機動性の高い車を購入したいとなるのかな、と思っています。(これが今度はガソリン代・車両保険代・(大半は中古車なので)メンテナンス費用等、生活費を圧迫しますよね・・・。)
今度は収入について見てみたいと思います。
Statistics Canadaによると、産業別、週平均収入(超過勤務を含む、セント切り捨て)は以下のようになります。(2023年9月、Ontario州、一部産業をピックアップ)(https://www150.statcan.gc.ca/t1/tbl1/en/tv.action?pid=1410022301)
ー Art, Entertainment, and recreation: $712/week
ー Accommodation and food services: $483/week ←私の属する産業
ー Education: $1,265/week
ー Finance and insurance: $1,678/week
(ぽそりと呟く「こ・・・こんなに業界で違うんか・・・」)
また、カナダ全土の2023年の週あたりの平均収入は$1,215.02とのこと(https://www.jobillico.com/blog/en/the-average-canadian-salary-in-2023/) なので、前述したカナダ全土の平均賃貸料を合わせて考えると・・・
(平均賃貸料)$2,194
(平均月収)$4,860 → 家賃が収入の約44%
ということになります。
比較のため、少し時期は前になりますが、日本のデータも見てみます。
GGO編集部さんの2022年の記事によると(https://gentosha-go.com/articles/-/44769)
(東京都の平均賃貸料)73,160円
(日本人の平均月収)334,800円 (手取りで26万前後)
→ 家賃が手取り収入の約28%
う〜ん。
お部屋タイプが違うことも考慮する必要はありますが!それはちょっと置いといて!(笑)
〜本日のつぶやき〜
やっぱしカナダの賃貸料は異常に高い!!
*補足*
私はカナダに文句を言っているとか、嫌いだというわけでは決してないです(笑)都市形成・税金・国土面積・生活習慣等々、全てにおいて日本と異なるため、一概にどちらが良い・悪いということではなく、どちらが自分のライフスタイルに合う・合わないか、また合わないにしてもどれだけ許容できるかだと思います。私は何も調べずに、のほほんと「比較的安全な国だろ〜」「比較的生活費が高くない国だろ〜」と留学先を決めてしまったので、今後の自分の生き方を考えるためにも、整理のため記事を残しています。ご一読いただいてありがとうございます!
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