年を取ったなあと感じたけれど充足感に包まれたある出来事
電車で隣に座っていた親子の5歳くらいの女の子が足を持ち上げたりグラグラさせたりサンダルを脱いだり落ち着かない様子
椅子の上に足を乗せたりしているので他の乗客に怒られる前にお母さんに言おうかなどと考えていたらどうやら靴擦れが痛いみたい
ふと財布の中にバンドエイドが入っているのを思い出して差し出してみたらすぐさまお母さんに報告してありがとうという女の子。
「優しさが嬉しいね」ってお母さんと話していた。
痛い時とか病気の時って人の優しさで乗り越えられたりするものだったなと思い出した。
ふとお母さんと目が合った
若い!
そうか、世代交代しているのか。
息子はもう15歳ってことはお母さんも10歳くらい若いってことだもんね…
育児に夢中で気づかなかったけれど、あれから15年も経っていたんだ。と改めて感じた。
失われた15年。だけど、子どもとの時間を大切に関係性を築いてきた時間でもあったんだ。と涙が流れた。
家に帰ってからバンドエイドを補充した。