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小説の書き方。途中から登場人物が勝手に動き出すようになる

こんにちは、倉くらのです。
オリジナル同人小説のDL販売をしていたり、投稿小説サイトに投稿している者です。

今回は私の小説の書き方について話していきたいと思います。


■まず初めに話の流れをざっくりと決める



プロットですね。私の場合本当に大まかに決めます。
登場人物とその関係性、話の初めと終わり、それからこれは入れないとという大事なエピソードを決める。この時詳細までは決めません。
それらが決まると、後はもうどんどんと書き出していきます。詳細については書きながら考えることもあります。

■書き始めて筆が乗ってくると登場人物が動き出す


自分の中である程度そのキャラクターの性格が固定されると、その人物が好き勝手動き出していきます。
大体1万字ぐらい書いていると動き出すことが多いです。

短編はそれほどでもないですが、長編はかなり好き勝手にぐいぐい動き回っています。
結末は最初の段階で決めているので変わることはないですが、そこに至るまでの途中経過は変わることもあります。

登場人物が勝手に動き出すこの現象、分かる! という人もいるし分からない、という人もいるようですね。どちらの方が多いんでしょうね。

お風呂に入っている時や朝にふと目覚めた時、犬の散歩中などに脳内に登場人物が出てきて会話を繰り広げていることが多いです。
そして浮かんだその場面をカタカタと入力してきます。

後はパソコンに向かいながら書いていると、その情景が浮かんでくるので自然と書く手が動いて行きます。
この状態になると執筆は非常に楽です。
何時間でも集中して書き続けていられます。ゾーンに入った状態。

ですが、毎回必ずしもその状態になるわけではありません。
作品によっては人物が動かないことも。
そういう場合は自分で考えながら動かしていきます。ひたすら手が止まってう~ん…と考え続けてしまうこともあります。

勝手に動き出す現象は、たぶん自分の中でそのキャラクターに魅力を感じているかどうかで決まるのではないかと思います。(私の場合)
この子、大好きだわ。いつまででも書いていたいという気持ちが大きく膨らんでくるとキャラクターが生き生きし出すんでしょうね。
そうなると命が吹き込まれた状態になるわけです。

■最後まで書いてから肉付けしていく


とりあえず最後まで書いていきます。
書き終えた後は少しの間寝かせて…気持ちが落ち着いてから読み返してみます。
書き終えた後はテンションも高くて「この作品絶対面白い!」と疑わないハイの状態になっているので…必ず日を置きます。

誤字脱字のチェックや、描写など不足している部分を追加で書いていきます。細かいエピソードなどもこの段階で追加で入れて行きます。
初めは5万字程度だった文章が→最終的には8万字程度まで膨らんだりします。
見直しはけっこう繰り返します。しかしその都度誤字脱字が見つかる不思議…どれだけ間違えてるんでしょう(汗)

最後まで書いてから肉付けしていくスタイルなので、小説投稿サイトなどで書きながらUPしていくという方式はとれません。
矛盾が生まれてしまいそうで怖くて…!

それに飽きっぽいので1つの作品にかかりきりはできなくて、いくつも同時進行で書くことも多いです。
R指定の作品ばかり書いていると飽きちゃうから、全年齢の作品を書いてみたり…など。
あちこち目移りして書きながらようやく1つの作品を完成させるという感じなので…必ず最後まで書きあげてから投稿するようにしています。

■まだまだ終わらない作業


小説サイトに投稿しているだけでなく、DL販売もしているので販売用にPDFデータを作成しなければなりません。
横書き・縦書き対応両方作っています。

Web小説に慣れているので書く場合は横書きで書いています。だけどDLsiteで他の販売されている作品を見ると縦書きが多い。
縦の方が需要があるのかな?
どうせなら好きな形式で読んでもらいたいと両方対応のPDFデータを作っています。

しかしこれがなかなか…大変です。
横書きと縦書きでは空白の開け方も変えているので、編集作業にかなりの時間を使います。
しんどいと思う時もありますが、それが終わった時の達成感と言ったら。
これを味わいたいがために書いているのかもしれません。電子書籍の形になった自作を見るとひたすらにまにましてしまいます。

凝り出すとズブズブはまる世界だと思います。表紙付けたり、中表紙付けたり…飾りを付けてみたり、おまけ小説を入れてみたり。やりたいことがたくさん出てきます。

後は販売してからエピソードを思いついたりすることも多いので、追加で加えることもしばしば。電子書籍という形式だからこそ出来ることですね。
その作業1つ1つがとても楽しいです。

完成しただけでこれ以上ないほどの喜びを味わえるので…人生折り返し地点にしてすごくいい趣味を見つけたなぁと思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました!


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倉くらの @同人小説書き
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