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あまり難しい漢字を使い過ぎない【小説編】

こんにちは、倉くらのです!
一次創作同人小説に夢中の者です。


以前の記事で、kindleで出しているエッセイ本を難しい漢字を使い過ぎないように修正して回っていると書きました。

今回はkindle本で出している小説の修正作業していくにあたり、この『漢字』についても見直し作業してきました。

エッセイほどひらがなに直す必要はないと思いますが、読みにくい漢字を多用するのはあまり良くないと思うので、この辺りは気を付けていきたいです。

これは何故かというと、漢字をたくさん使うと、どうしても硬い感じの文章になりがちです。
とっつきにくさが出てしまって、読者さんに読んでもらいにくくなるという点がある。

シリアスで世界観がカチッとしているものならそれでもいいと思うんですけど、今私が書いていて目指しているのはライトノベル系の気軽に楽しく読める文章です。
だからそこにあまり硬い文章は必要ないかなぁと思っています。
ジャンルによるとも思いますし、あくまでも私の考え方ですけれども。

僅かに(わずかに)
兎に角(とにかく)
成る程(なるほど)

とかそういった漢字が対象です。

漢字は自分が読めるからといって、相手も読めると思い込んでは駄目かもしれません。

以前ハッと気付かされた件があります。
BLを読んだことがないという方が、私の作品を読んでくださったことがあります。
そこで登場した漢字とその意味がどうしても分からなかったので教えて欲しい、と質問をされたことがあります。

それは『番』についてです。

BLをかなり読み慣れている方ならご存じであろう有名単語ですよね?
では読んでみますよ〜さん、ハイッ!!

『番(つがい)』

互いになくてはならない、唯一無二の関係性を示す言葉。
オメガバースや獣人ジャンルでよく使われます。
オメガバース何?ってことに関しては、男性が妊娠したりと、まぁ、そういう大人気の設定があるという話ですよ。

BL初心者だった頃は良さが分からん…と思っていましたが、今では好きな設定です!!
いつかは書いてみたいとさえ思ってます。
読み慣れてくると苦手な設定が好きに変わる、BL沼奥が深ィ~…!!

そんな番という漢字、誰もが知っているだろうと思い込んでて、特にルビとか振らなかったんですが、これは良くなかった!! と反省した出来事です。
そうですよね、番はBLを読まない方にとっては一般的ではなかったかも。

教えていただけて良かったです!
この件があったからこそ、自分が知っている=相手が知っているとは限らないのだと思いました。


商業本にはルビという最強武器があるので、難しい漢字の多用もOKですが、個人本はね……。
漢字のルビ対応して回るのはキツイ……。
だから、なるべく読みにくい漢字を使うのを避けて、言い回しを変えたりしていこうと思います。

これは、PCで書くと簡単に漢字にポコッと直してくれる弊害ですね。
どんどん漢字を出してくれるからあまり考えずに使ってしまうんですけど、後から読み返すと「この漢字ってこういう場面で使うっけ……いや使わなかったような……」と頭がこんがらがってきます。

特に私がこんがらがるのは「行く」「来る」です。

面白くなってきた
面白くなって来た

上の文の方が正解だと思うんですけど、時々うちのPCは下の文章で変換してくるんですよ。
そうなると自分の頭が混乱して、あれこれで正解なのかなって思い込んでしまう。
次第に何が正解で、何が間違っているのか分からなくなってきます。

手書きだとたぶんこんなことにはならないと思うんですけど、何か画面で見ていると目がつるつると滑ることもあって駄目です……!
PCがそう言うなら……って素直にそのまま文章を使ってしまう……!
だから妙な漢字が登場してしまう。

日本語って難しいですねぇ。
小説を書く視点から国語を学び直したいです。

それでは本日もお読みいただきありがとうございました!


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倉くらの @同人小説書き
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