ラジオの相談コーナー「どうしてわざわざそんなコメントを残すのか」の話が興味深かった
こんにちは、倉くらのです!
一次創作同人小説に夢中の者です。
お仕事中にラジオを聴くことがあります。
私が時々聴いている番組では、脳科学者さんがリスナーさんからのお悩みに答えるというコーナーがあって、それがけっこう楽しいです。
少し前の話になりますが、こんな相談が寄せられていました。(作業しながら聴いていたので、ウロ覚えな部分もあります。それほど正確ではありません…内容間違えていたらごめんなさい)
そのリスナーさんはとあるサイトで詩や小説などを投稿しているそうです。
そこでは他の創作者と交流を行っており、作品に対して温かいコメントを寄せられることも多く楽しく活動を行っているとのこと。
ところが先日発表した詩に対してこんなコメントを寄せられてしまった。
「申し訳ありませんがこの詩の内容を私には理解することが出来ませんでした」
コメントを寄せて来たこの方とは普段からコメントをやり取りすることも多く、良い関係を築けているのだがこのコメントに対してリスナーさんはひどくモヤついてしまったとのこと。
自分には合わないと思う詩などがあっても、女性はスルーしてくることが多いけれど、何でわざわざこの方はこんなコメントを残して行ったのか。
そしてこの手のコメントを残してくるのは大抵が男性とのこと。
どうして男性はこういうコメントを残してくる人が多いのか?
これは女性脳と男性脳の違いから来るものなんでしょうか?
というご相談内容でした。
私はこれを聞いてとっさにnote? note内での出来事なのか??
と思ってしまいました。
ネット界広いのでそんなことはないと思いますが……(笑)
創作者として非常に興味深かった相談内容だったので、記事で取り扱わせていただきました。
そして脳科学者さんの答えはこのようなものでした。
これは「問題解決型の脳が引き起こしたコメント」であるとのこと。
たとえば説明書を読んで棚を作るという作業があった時、女性に多いのはあまり説明書を深く読まずに分かりやすい場所からどんどん作っていくということに対して、男性に多い「問題解決型」の脳の持ち主はまずは説明書をよく読み込んで全体を把握してから動きます。
常に全体を把握しないと気持ちが悪いんだそうです。
そういう方が、詩や文章を読んだ際も「全体を把握したい」という思いに囚われるそうです。
しかしながら文章の中で全てを語ることが文学ではない。
読み手の想像の余地を残すこともまた文学です。
だけどこの男性には、その全てを語らないという部分が気になって仕方がなかったのでしょう。
だからこそ「私には理解出来ませんでした」というコメントに繋がったのではないかと脳科学者さんはおっしゃっていました。
何とかこの状態を正してあげたいという気持ちから来たコメントであるということで悪気はないそうです。上司のような気持ちになっているのではないかと。
マウントとかそういうことではなく、ただただ親切心からそう言ったのだと思われます。
かといって言われた方がモヤモヤしてしまうのも当然なので、「この方は問題解決型の脳だからこういうコメントに繋がったのね」とスルーする力を身に付けましょうともおっしゃっていたように思いました。
私はリスナーさん側の立場なので、とても共感してしまいました。
そして脳科学者さんの答えにもふむふむと納得。
普段から仲良くコメントのやり取りしている者同士だというならなおさらそんなことわざわざ書かなくてもいいのに……と私などは思ってしまうんですけど、問題解決型の脳だと黙っていられないのかもしれないですね。
脳科学者さんもおっしゃっていますように「全てを語ることが文学ではない」です。
全体が把握できなくてモヤッとしておられるのかもしれませんが、スルーすることも大事。
そして言われた側もスルーする力が大事。
私は脳科学者さんの話を聞いてそんな風に受け取りました。
結論:
お互いの関係性を壊さないためにもほどよいスルー力を身に着けるべし。
それでは本日もお読みいただきありがとうございました!