ひとり暮らしのピザ体験

最近お腹が空く。
朝ごはんを抜いているからのような気もするし、ストレスのせいかもしれないが、お腹が空く。
食べ物しかストレス解消法がないのも残念な話ではあるが、我慢もしつつ、最近はよく食べている。

今日は仕事をすこしがんばったのと、外が寒くてスーパーに行く気がしなかったので、ご褒美にピザを頼んだ。
Uber eats でこのイタリアンレストランのピザを頼むのはもう5回目くらいか。いつも同じ、アンチョビ・バジル・トマトソースのピザを頼む。

このピザは生地がもちもちだ。
"取っ手"の部分が厚く、香ばしくて噛みごたえがある。
"中央部分"は生地が薄めで柔らかい。トマトソースとアンチョビがなんとも美味しいハーモニーを奏でて、口に入れた瞬間に幸せが訪れる。

私は顎が弱いので、最近は
1.まず"中央"をひとくち
2.次に"取っ手"と"中央"を引き離す
3."取っ手"を食べる
4.最後に、残りの"中央"を食べてアンチョビの余韻を楽しむ
という順番で食べている。
普通に食べたら"取っ手"が最後に来てしまい、顎が疲れてしまう。それを打破するために開発した順番だ。
人前では決して実践できたものではないが、ひとり暮らしだからこそ許されるのである。

個人的には、ピザがフラットな四角い箱に入れられてくるのも好きだ。
箱を開け、中の美しいピザを見る瞬間も至福である。

残りの人生の中で一人でピザを平らげることはあと何回あるのだろうか。
そんなむなしいことを考えたくなくなるのが、ピザの魔法である。

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