講座【簿記】:2.仕訳の基本ルール
【たったコレだけキーワード】
借方=「左手で現金(資産)貰う」
貸方=「右手で現金(資産)を払う」
全体を把握する
【仕訳の基本ルール】
借方:資産の増加、費用の発生
資産の増加
例:財布にお金を入れると「現金」が増える。
→ 借方に「現金」を記録します。費用の発生
例:スーパーで買い物をして現金を支払うと「食費」が発生する。
→ 借方に「食費」を記録します。
貸方:負債・純資産の増加、収益の発生
負債の増加
例:友達からお金を借りたら「借金」が増える。
→ 貸方に「借入金」を記録します。収益の発生
例:アルバイトの給料をもらうと「収入」が増える。
→ 貸方に「収益」を記録します。
等式:借方金額 = 貸方金額
取引ではお金の増減が必ず一致します。
例:スーパーで1,000円の商品を現金で買う場合、「現金が減る」(貸方)と「商品が増える」(借方)が同じ金額になります。
【資産の増減に関するルール】
現金が増えたら借方、減ったら貸方
例:銀行から現金を引き出した場合借方:「現金」増加
貸方:「普通預金」減少
売掛金が増えたら借方、減ったら貸方
例:掛けで商品を売った場合借方:「売掛金」増加
貸方:「売上」増加
商品が増えたら借方、減ったら貸方
例:商品を仕入れた場合借方:「仕入」
貸方:「現金」または「買掛金」
備品購入時の仕訳
例:会社の机を現金で買った場合借方:「備品」増加
貸方:「現金」減少
【負債の増減に関するルール】
借入金が増えたら貸方、減ったら借方
例:銀行からお金を借りた場合借方:「現金」増加
貸方:「借入金」増加
買掛金が増えたら貸方、減ったら借方
例:掛けで商品を仕入れた場合借方:「仕入」増加
貸方:「買掛金」増加
【収益と費用に関するルール】
収益が発生したら貸方
例:商品を現金販売した場合借方:「現金」増加
貸方:「売上」増加
費用が発生したら借方
例:光熱費を支払った場合借方:「水道光熱費」発生
貸方:「現金」減少
【純資産の増減に関するルール】
資本金が増えたら貸方
例:会社設立時に出資を受けた場合借方:「現金」増加
貸方:「資本金」増加
【等式を保つ仕訳ルール】
借方と貸方の金額は必ず一致する
例:取引金額を確認し、借方と貸方が同額になるか注意する。取引例:500円の商品を現金で買った場合
借方:「商品」500円
貸方:「現金」500円