講座【簿記】:4.収益と費用の分類
【収益キーワード】
売上
生活例:ネットショップで商品を売って得た収入。
試験キーワード:主たる営業活動による収入。
受取利息
生活例:預金の利息や貸付金の利息を受け取る。
試験キーワード:金融収入(営業外収益)。
受取配当金
生活例:株式投資の配当金を受け取る。
試験キーワード:投資収益(営業外収益)。
雑収入
生活例:イベントで出た臨時収益(例:フリーマーケットの売上)。
試験キーワード:本業以外の小規模収益。
手数料収入
生活例:フリマアプリで取引の仲介手数料をもらう。
試験キーワード:仲介や代理業務による収入。
【費用キーワード】
仕入
生活例:スーパーで食材を仕入れて家庭料理を作る。
試験キーワード:商品の購入費用(売上原価に関連)。
給料
生活例:アルバイトの給料として支払う費用。
試験キーワード:労働力の対価。
支払利息
生活例:クレジットカードのリボ払いの利息を支払う。
試験キーワード:金融費用(営業外費用)。
減価償却費
生活例:購入した家電を長期間使うために費用を分割計上。
試験キーワード:資産の価値を分割して費用化。
広告宣伝費
生活例:SNS広告を出すための費用。
試験キーワード:販売促進活動の費用。
水道光熱費
生活例:電気代や水道代を支払う。
試験キーワード:固定費として計上される支出。
雑費
生活例:家で使う消耗品を購入する。
試験キーワード:分類が難しい小規模支出。
【損益計算書の仕組み】
損益計算書は、収益と費用を使って「当期純利益」を計算する書類です。
1. 計算式を覚える
収益 - 費用 = 当期純利益
「収益は右(貸方)、費用は左(借方)」で計上。差額で利益を計算。
2. 科目を区別する方法
収益科目:売上・受取利息・受取配当金など、「お金が入ってくる」内容。
費用科目:仕入・給料・支払利息など、「お金が出ていく」内容。
3. 貸借一致のチェック
「貸方合計=借方合計」を必ず確認。
【丸暗記すべき項目】
収益科目(試験対策でよく問われる)
売上(本業収入)
受取利息(金融収益)
受取配当金(投資収益)
手数料収入(代理業務収入)
雑収入(本業外収益)
費用科目(試験で混乱しやすい)
仕入(売上原価関連)
給料(労働費用)
支払利息(金融費用)
減価償却費(固定資産の価値配分)
広告宣伝費(販売促進)
水道光熱費(固定費)
雑費(分類しにくい支出)