一発逆転は狙わない
先日、Xだったか yahooニュースだったか忘れたけど『all or nothing 思考をする人は生育過程に歪みがある』というのを目にした。
自分も all or nothing 思考をしがちなので子供の頃を思い返してみたところ…確かに歪みのある家庭だったわ(笑)
その記事によると、愛情豊かな家庭で育った子供は心に余裕があるので物事を客観的かつ広い目で見ることができ、思考に変な偏りが出ないらしい。
逆に愛情に恵まれなかった子供は視野狭窄で「コレが上手くいかなかったらすべてが終わりだ」とか「絶対、コレしか道はない」といった極端な思考になるという。
つまり思考に余裕(幅やアソビの部分)がないわけ。
結果、(些細な程度でも)窮地に立つと一発逆転ホームランを狙って大振りをする。
で、空振り三振、もしくはボテボテのショートゴロでダブルプレー。
冷静になって考えればシングルヒットでなんとかなった場面だったりするんだけど、地道にヒットを狙うことができない。
人生は長いスパンでみれば、ホームランバッターより地道なヒット量産型の方がうまく行きやすい。
ボク自身もこれまでの半生を振り返ってみると、一発逆転を狙ってズッコケたことが多い。
「あそこで地道にシングルヒットで凌いでればなあ」という場面が一つや二つや三つじゃない。
一発逆転狙いをやめて地道なシングルヒット狙いができるようになったのは30代の後半に入ってからだ。
もし20代からそれができていたら、いや、せめて30歳になった辺りからできていれば、今頃はもっとマシな人生になっていたかも知れない。
タラレバは言い出したらキリがない。なんだかんだ途中経路は違っても、結局は今と同じ結果にたどり着くような気もする…
そんなことをボンヤリ考えていたら、微睡(まどろ)みに捕まっていつの間にか夢の中に落ちていた。
尻切れだけど寝ます。
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