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3.11から13年
今日は東日本大震災から13年です。
当時は娘を妊娠中でした。その娘も、この春には小学校を卒業します。
今日は卒業に向けたイベントが、小学校内で行われました。親子そろっての外遊びにクイズ大会。100人で取り組む三角鬼ごっこは本格的で、すっかり圧倒されました。身体的な成長や子ども同士の結束を目の当たりし、心強く感じたのです。
時は14時46分、校内に一本の放送が流れました。
子どもたちと一緒に、一分間の黙とうをささげます。
子どもたちは小学六年生。大震災が起きた日に、まだ一人も生まれていませんでした。みんな、まだお母さんのお腹の中にいたのです。
当たり前が、当たり前でなくなった日に。
何ヶ月も余震が続くたび、このお腹の子は守るんだと誓って過ごしたことを思い出しました。
3.11の日に赤ちゃんとしてお腹にいた君たちが、この3月に小学校を卒業すると思うと感慨深いです。
イベントの最後に、保護者代表の方があいさつしました。一番に伝えたいこと。それは「君たちは、生まれるずっと前から、守られてきたんだ」ということ。涙ながらに伝えた言葉は、本当にその通りだと思います。
当たり前でない日に、命を守る覚悟をした母しての自分。周囲の厚意に守られた13年の月日は、親子ともどもに成長の連続であり、かけがえのない時間そのものだったのです。
だから、もっともっと安心して大きくなってほしい。
成人して夢をつかんで、羽ばたいてほしい。もちろん、これからもみんなで守っていくということに変わりありません。そんなことを思ったのです。
100人を超す子どもたちと一緒に黙とうを捧げた日を、忘れません。
こちらは過去のnote ↓