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niwaken
洋書を読んだよ:Days at the Morisaki Bookshop
英訳をされた本のことを「洋書」とは言わないのだろうけれど…。
今回わたしは「森崎書店の日々」(八木沢里志作)の英訳を読んだ。
映画にもなったこの小説。
私は小説も読んでいなくて映画も見ていないからストーリーも初めてだったのだけど、とっっても良かった!
ほんわかした気持ちになれた一冊でした。
英訳された日本の小説を読むと、
たまにニュアンスがきっと違うだろうと違和感を感じることや、
原文を意識し過ぎてからか英語の表現がまわりくどくて、
読みながらイライラしてしまうことも多々あったのだけど、
この本は全くそういう違和感やイライラがなく
とっても気持ちよく読めて、ストーリーに入り込んで楽しむことができた。
日本人同士の空気感や考え方、文化的要素などが
とっても上手に英語で表現されているし、
英語のライティング自体のレベルも非常に高い。
そこで興味を持って、この本を英訳したEric Ozawaさんを少し調べてみたら、
NYUでライティングの教授をしているとのこと。
納得です。本当に素晴らしい英訳をありがとうございます、と思いました。
私もこの人みたいになりたいな…
英語で日本のことを読むのはなんか昔から好き。
馴染みのある場所が登場するのもうれしいし(この本では神保町!)、
日本人である人物の考え方も自分と近しいから入り込みやすい。
あと、登場人物同士の会話とか、
「日本語ではこういう風に言っているんじゃないかな?」って想像したり。
楽しいことがいっぱい。
まったりとして心がポカポカする本でした。
年末年始にリラックスしながら本を読みたい人におすすめです。