展示販売再開記念第4弾「サクラミスティ」ストーリー再掲載
お早う御座います。
本日もこちらにいらしてくださいまして、
誠に有難う御座います。
「GALERIE BOCHU(ギャラリーボチュー)」様
https://galerie-bochu4.webnode.jp/
での展示販売を記念して、
「ロドピス」の8種類の香りそれぞれのストーリーを、
再掲載したいと思います。
本日は、第4弾として、
「サクラミスティ」のストーリーを再掲載致します。
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与平治はなだらかな峠の上り坂を風呂敷包みの荷物を持って、ゆっくりと歩く。
彼は、麻の刺し子の着物を着て、前には奉公先の娘タエが歩く姿がある。
眼下右も左も満開の桜の山肌が広がり、
首を右に左に振って歩く姿のタエは上機嫌そうである。
大店の娘だが、旦那には反抗心があるらしく、
その為与平治のような奉公人と行動を共にしているのか。
一方、与平治はそんなタエを心の内で慕っている。
と言ってもまだ16歳であるから、
守る為にお供をしているというのが正しい。
なんでもこの尾根の先に社があり、
そこにタエの秘密の場所がある、という事だが、
旦那が留守の時にそのような冒険は許されない。
桃割れ髪に結った頭を直し、ほどけそうな草鞋の紐を直しながら歩くタエは、
石に躓いて転んだ。与平治は慌ててタエを助け起こす為に駆け寄ったが、
草鞋が草の上を滑って自分も転び、タエもろともごろごろと草の上を転がり落ちた。
峠の桜の樹の根にドンと当たって2人は止まった。
「お怪我はありませんか、お嬢様。」と与平治。「お前こそ怪我はないか。」とタエは言った。2人は転がったまま、お互いを近くで見つめ合う。
タエも与平治も嬉しそうである。
タエの白桃のようは頬は桜色に、与平治の頬も血色鮮やかに萌える。
さて、このような事は早々に終息せねばならない事は明白だ。
斜面の下側に転がっている与平治からタエを見上げると、
その遥か上に岩が有り、その岩に一頭の獣が立ち、
2人を見下ろしている。冴えわたる眼差しで見つめるその獣はオオカミだ、
という事が分かる。2人を憂うるような眼差しだ。
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桜の香りを主体としたフレグランスになります。
これからも、フレグランスブランド「ロドピス」を宜しくお願い致します。
香りが朝から夕方まで約15時間、自分の周りで仄かに香りが持続し、
価格は精油の半分以下(3ml 2500円から)の、
天然香料使用、アルコール不使用の調合フレグランスになります。
是非、ご訪問ください。
会員登録しなくても注文できますので、
お気軽にご上覧ください。
(メイクショップのページになります。
カートにはSSLがかかっております。)
Nous faisons des choses plus intéressantes que Isabella d'Este.を目標としております。
(私どもは、イザベラ・デステ様より面白いお品を作ります。という意味です。)
(この文言を目標にした意味は、ホームページ、コンセプトページ内と、
2019年12月27日のブログにて発表致しました。)
また、当方の技術担当者が開設した
発明品を展示販売するショップページ
「新案工房R」
も、宜しければご上覧ください。
今は、カレンダーのみの販売ですが、だんだんと販売するお品を増やしていく予定です。
最後までお読みいただきまして、誠に有難う御座いました。
良いお正月をお過ごしください。