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白魔女とワンカードオラクル

みなさんこんにちは☆
フォルトゥーナタロットの林エリヤです。
フォルトゥーナタロットや様々な占術で、皆さまと心願とを繋げて具現化していくメソッドを、シリーズでお送りしていきたいと思います。


白魔女とスピリチュアル


カミングアウトします!私の世間に向けての最初の肩書は魔女だったのです!!詳細については後ほど説明しますね。みなさんは魔女というとどんなイメージですか?グリム童話などに出てくる森の奥に住み、子供をさらってきて大鍋で煮て食べてしまう!日本でいう鬼婆のようなお婆さん?
 
箒で山へ飛んでいき、火の回りを裸で踊るサバトを行う女性たち、悪魔と契約して魔法を使い他人を呪ったり、悪魔と乱交パーティを行う黒ミサを開く魔女たち!?このようなイメージは、中世の異端審問(魔女狩り)や近代の童話、マルキド・サドなどの小説、現代のホラー映画が作りあげた架空の魔女のイメージです。このような魔女は悪魔の力を借りる黒魔女です。
 
日本では私たち昭和世代なら、『魔法使いサリー』『ひみつのアッコちゃん』みたいに、魔法を使って他人を助ける魔法少女のイメージ。平成世代なら『セーラームーン』『プリキュラ』シリーズみたいに、魔法の力で変身して悪と戦う正義の味方のイメージですかね?これは天使や妖精などの力を借りる白魔女です。みなさんも子供ころは上にあるようなアニメなどを見て、魔法が使えたらいいな?魔法使い(白魔女)になりたいな?と一度は思った方も多いのでは!?
 
わたしもその一人で小学生の頃から魔法と占いに興味があり、大学生の時に私の師匠であるアレクサンドリア木星王に弟子入りして、氏が主催する占いの館『魔女の家』でタロット占い師(フォーチュンテラー)を始めました。この『魔女の家』では、フォーチュンテラー(占い師)は魔女という肩書だったので、冒頭のカミングアウトになった訳です!脅かしてスミマセン。
 
上で説明しているように、魔女といっても魔術を使い他人を呪ったりするのは、近代のフリーメイソン系のオカルト団体が造り上げた黒魔術を使う男性魔術師ですし(フリーメイソンは男性のみ入会出来る団体)、裸で火の回りを踊るのは日本でも裸祭りがあるように、祝祭を祝う儀式が強調されただけで、魔法を使って病気を治すのも古代から伝わる民間療法のハーブなどの薬草を薬として使っていたからです。
 
スピリチュアル界では聖女と称えられるヒルデガルト・フォン・ビンゲンは12世紀の人で、一修道女でありながら音楽や医学にも精通しており、ラベンダーの効能を理解していち早くハーブ療法に取り入れた元祖アロマセラピストともいえる人物で、ノストラダムス張りの預言も残していて、12世紀当時の人達には聖女=魔法使い(白魔女)に見えたはずですね。
 
ドイツ人女性のヒルデガルト・フォン・ビンゲンはカトリック系の修道女でしたので、聖女と称えられましたが、対照的にフランス人女性のジャンヌ・ダルクは、現在のセーラームーンやプリキュラみたいな愛の戦士として活躍したのに、他国(他宗派)の陰謀で異端審問(魔女狩り)にかけられて死刑になってしまいした。後に名誉を回復してカトリック教会では聖人になっております。ヒルデガルト・フォン・ビンゲンとジャンヌ・ダルクは二人とも他人の為につくした聖女(白魔女)といえる人物だったようです。

タロットは1枚引きに始まり1枚引きに終わる


先月で一通りはフォルトゥーナタロットのカード説明が終わりましたので、これからはタロット占いの技法や私が使用している裏技など、わたしの経験を踏まえたタロット占いの方法についてレクチャーしていきます。
 
このブログの初回にも書きましたが、タロット占いを覚えようとするかたは、78枚のタロットカードの正位置と逆位置の意味を1枚1枚暗記して覚えようとすると大変で挫折する可能性が高くなります。また、スプレッドについて形から入るかたは、複雑な多枚数のスプレッドを使用して、イマイチ的確な占断に到達できないかたもいるようです。上の見出しにあるように、タロットカードは1枚引きワンオラクルに始まりワンオラクル(1枚引き)に終わります。
 
ワンオラクル(1枚引き)のオラクルとは神託という意味です。タロットカード以外の占い用カードをオラクルカードというのはこの為です。みなさんはタロット占いが当たるのは何故?と思ったかたは多いと思います。オラクル(神託)と言うからには神の啓示を受けることができる巫女や霊媒のような特殊な能力の持ち主、別次元に繋がるチャネラーや霊感霊視や透視などの超能力者のような存在、というように思っている方も多いのでは!?
 
わたしの見解としては誰もがもっているインスピレーション(ひらめき+想像力+第6感)と経験と知識が不思議な力に繋がると思います。さらに、タロットは別次元に繋がるツールでハイヤーセルフからのオラクルを伝えてくれるカードなのです。ハイヤーセルフとは高次元から自分を守ってくれる魂のような存在です。欧米では守護天使、日本では守護霊とか呼ぶような不思議な力(存在)です。
 
わたしはスピリチュアル系じゃないし、宗教嫌いだし、あの世なんて信じないわ!という方でも占い好きなかたは多くて、そんな方のほうが何かのキッカケで霊感商法に嵌ったり、新興宗教に入信したりするようなので気をつけてくださいね。非スピリチュアル系の方でも、ネックレスが切れたら身内に不幸があった、デートでカレと会ったら約束もしてないのに同じ色の服を着ていた!なんて偶然の一致(シンクロニシティ)や不思議体験を何度か経験している筈です。そんな科学で証明されない1%の不思議な力を手軽に実現してくれるツールがタロットカードなのです。

 ワンカードオラクル(1枚引き)

見出しにタロットは1枚引きに始まると書きましたが、これは1枚1枚正位置と逆位置の意味を覚えてから次のステップに進みましょうという意味ではありません!カードの意味を覚えなくても22枚の大アルカナを使ってどんどん占いをして好いのです。初めから78枚全部使ってタロット占いをしても構いません。
 
そうは言ってもイキナリ78枚全部使って占っても初心者の方には、チンプンカンで占いにならないかもしれませんね。そこで、初心者におすすめなのが、大アルカナ22枚を使った1枚引きのワンオラクルです。タロット占いで自分を占いながら練習するときは、自分の部屋で勉強するように腰をすえて占わなくても大丈夫です。それよりヒマを見つけて1枚引きを数多く重ねて経験することで、最初はカードの意味が分からなくても経験から感じるインスピレーションでカードを解釈できるようになります。
 
フォルトゥーナタロットのように小型のタロットカードであれば大アルカナ22枚なら普通の名刺ケースに入りますので、出かける時も持ち歩いてヒマを見つけては1枚引き(ワンオラクル)を繰り返してタロット占いのクセを身につけましょう。第一前提は引いた時のカードからあなたが何を感じたか?のインスピレーションが、ハイヤーセルフがあなたに伝えたいことです。
 
上でタロット占いが1枚引きに終わると書いたのは、タロット占いが上達して一通り色んなスプレッドを使いこなせるようになって、友だちやクライアント(他人)を占うようになると、占断が終わってもクライアントが納得しないときがあったり、自分でも占断結果をクライアントに上手く伝えられない時があります。こんな時に最後の手段としてワンカードオラクルを使います。1枚引きで大アルカナが出れば相手も自分も納得できますし、意味の薄い小アルカナならペンディングや別ルートを検討すればよい訳です。

ワンカードオラクルで『塔』を引いた場合

ワンカードオラクル(塔・正位置)

死神や悪魔のカードと同様に引くと悪いイメージを持ってしまいがちなカードが『塔』のカードですね。しかし、『塔』のカードは凶時が確定した訳ではありません。崩壊や終わりを告げることが多い『塔』カードですが、逆位置で出れば、良い意味に捉えることが出来るカードであります。ピンチのあとにチャンスがあるように、吉凶は紙一重で変わります。大アルカナのカードは吉凶が大きく動くタイミングを知らせてくれます。
 
正位置とは異なり逆位置で出た時は、意味が反対になったり、強まったり逆に弱まったりします。また、複数の枚数でスプレッドを展開した時は、前後左右に位置しているカードとの関係もヒントになります。しかし、上で書いたように引いたカードを見てあなたが何を感じるか!が重要なのです。中には『塔』のカードをあまり悪く捉えない占い師もいます。ワンオラクル(1枚引き)を繰り返し経験を積み重ね、インスピレーションを感じて、タロットカードを通してハイヤーセルフと繋がりましょう。

 フォルトゥーナタロット『塔』のキーワード

16. 塔 正位置のキーワード
突然の悪いニュース、破壊、真実を知る痛み、価値観の激変、事故、病気、トラブル、価値観が根こそぎ変わる
 
16. 塔 逆位置のキーワード
損失を免れる、トラブル回避、出口が見えない、崩壊をくい止める、再スタート、急死に一生、破壊には意味がある



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